約140万円の最高級ワインまで飲んだ後に姿を消す
警察は「詐欺」として捜査に着手するも、まだ逮捕には至らず
女性と高級レストランで食事をした後、代金を支払わずに逃走するという前代未聞の事件が発生した。
先月30日(現地時間)、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)の報道によれば、被害女性A氏はテレグラムで知り合った男性B氏と、香港のマンダリン・オリエンタル・ホテルで初めてのデートをした。

B氏は自身を弁護士と名乗り、2人は1人当たり2,388香港ドル(約4万5,194円)の最高級コース「極品禮宴」を注文した。このコースは、高級燕の巣スープや南アフリカ産アワビ料理など、計9品で構成されていた。
さらに、1本7万1,800香港ドル(約135万8,471円)のフランスの名門シャンパンメーカー、クリュッグの最高級ライン「Clos」シャンパンも注文した。総額は8万香港ドル(約151万3,617円)に達した。
問題は、B氏が食事の終盤に「少しトイレに行ってくる」と告げて席を立った後、戻ってこなかった点にある。結局、A氏は友人の助けを借りて食事代を支払い、警察に通報した。
現地警察はこの事件を「詐欺」と判断し捜査を開始したが、現時点で逮捕者は出ていないという。
香港の外食業界関係者は、高級レストランで高額な食事をして逃げる事件は珍しくないとし、注意を呼びかけた。
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