
世界一の富豪でテスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏のトランスジェンダーの娘が、3人のルームメイトと共同生活をしている。
2日(現地時間)、日刊紙「ニューヨーク・ポスト」と雑誌「ザ・カット」は、ビビアン・ウィルソン氏(21)が最近3人のルームメイトと生活していると報じた。
また、インタビューでウィルソン氏は、今秋に地域コミュニティ・カレッジに入学し、言語学習を続ける計画だと明かし、理由について「大学の授業料は高すぎる。私にはそのような遺産はない」と述べた。
さらに、共同生活を選んだ理由について「経済的だから」と説明し、「多くの人は私が莫大な資産を持っていると思っているが、自由に使える資産はない」「母は裕福だが、マスク氏は想像を超える大富豪だ」と語った。
続けて「スーパーリッチになりたい欲望はない。食料や住まい、友人、必要な収入はすでにある」と話し、「ロサンゼルスの同世代よりも恵まれており、非常に幸運だ」と付け加えた。
一方で、ウィルソン氏はマスク氏の14人の子どものうち長女で、18歳前後の2022年に性別と名前の変更を申請し、父親との関係を断った。申請書には「今後はどのような形であれ実父と同居したり、関係を持つことは望まない」と記した。
その後、SNSでマスク氏を「自身の性的アイデンティティを受け入れられない哀れな男だ」と批判。一方のマスク氏は過去のインタビューで「『覚醒した心』という名のウイルスに侵された」と述べ、16歳での性転換を許可したことについて「騙された」と語った。
また、インタビューでは俳優グウィネス・パルトロー氏や歌手クリス・マーティン氏の娘アップル氏らセレブの子どもと共に私立高校に通った経験にも触れた。好きな映画としてNetflixの「K-POP Demon Hunters」を挙げ、韓国語、中国語、日本語、スペイン語など複数の言語を学んだと明かした。
さらに、カナダと日本で大学に通ったが最終的に中退。「カナダ・ケベックで大学生活を送っていたが憂鬱になり、1学期後に東京のテンプル大学に進学した」と語り、「常に新しい言語を学びたくなる衝動に駆られる。1年ほど学ぶと別の言語に切り替える」と話した。
東京ではゲイバーに通い、K-POPダンスサークルで友人もできたが、再び憂鬱に陥り、一人暮らしは適さなかったとされる。約1年半後に中退した。
当時を振り返り「大学の宿題が恋しいわけではない」と笑い、「多くの学生がAIを利用していた。AIの使用で言語学習の意欲が完全に失われた」と説明した。昨春ロサンゼルスに戻り、しばらく母親と同居し、7月に独立し3人のルームメイトと共同生活を始めた。
最近は「Teen Vogue」の表紙モデルに起用され注目を集めていることについて「有名になるのは得意ではない。長く普通の人に見られるよう努めてきた。有名になる前は誰も私を知らず、人々は私を普通の人として扱ってくれた。あの頃が少し懐かしい」と語った。
続けて「有名になるのも悪くはない。有名になることにこだわりはないが、名声で収入を得られるのは良いことだ」と述べた。
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