
雪に覆われた湖畔の木の上で必死に鳴いていた子猫に、新たな命を授けた探検家の物語が、多くの人々の心を打っている。
英ペット専門メディア「Wamiz」によると、カナダでトレッキングをしていた31歳の男性が、泣きながら追いかけてきた子猫を救出し、自宅に連れ帰った末、最終的に引き取ることになったという。
探検家マックス・アダムス氏は約5年前、雪に覆われたカナダを横断する約97キロのトレッキング中に湖畔を通りかかった。
そのとき、どこからか小さな鳴き声が聞こえてきた。声をたどると、木の上で必死に鳴いている子猫を発見した。
猫は怖がって木から降りられずにいた。
アダムス氏は救出のため木に登り、無事に子猫を抱えて降りることができた。
子猫は喜んで彼の足元に体をすり寄せ、感謝の気持ちを示した。さらに肩に乗り、顔に頬を寄せるなど愛情表現を続けた。
その後も、アダムス氏が車へ戻る道中、子猫は離れまいと鳴きながら必死に後を追った。まるで母猫を追うように、彼の背中を懸命に追いかけていた。
結局、アダムス氏は子猫を車に乗せて獣医に連れて行った。診察の結果、尾に凍傷が見つかり、切除が必要な状態だった。
その後、飼い主を探してみたが名乗り出る人はおらず、最終的に彼は子猫を引き取る決断を下した。
このエピソードを知ったネットユーザーからは、「彼がいなければ寒さと飢えで命を落としていたかもしれない。本当に幸運だった」「生き延びるためには彼に従うしかないと感じたのだろう」「あなたは命を救ったヒーローだ」といった感動的なコメントが寄せられている。
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