
英国ウェールズの海岸で正体不明の巨大な海洋生物の死骸が発見され、地域住民や観光客を驚かせた。
英紙デイリーメールの4日付(現地時間)報道によると、3日午前、ウェールズ・カーマーゼンシャー州ペンブリーのセヴン・セブン・シーダン海岸で、クジラとみられる大型動物の死骸が砂浜に打ち上げられているのが見つかった。
現場の海岸には人々が次々と集まり、住民や観光客らはカメラを構えながらこの異例の光景を見守った。目撃者は「圧倒的な大きさに驚いた」と話している。
専門家は現地調査を通じて、死骸の正確な種の特定や死亡原因の解明を進める予定だ。病気や栄養失調、さらには深刻化する海洋プラスチック汚染などが原因の一つとして指摘されている。
今回の出来事は、英国で相次いでいるクジラの大量死事例の一つでもある。昨年9月にはダラム州ハートルプールの海岸でも巨大なクジラの死骸が発見されたが、腐敗が激しく回収すらできなかった。当時、現地環境庁は「悪臭や安全上の理由から近づかないように」と警告を出した。
さらに同年10月にはケント州スウェールの干潟で9頭のクジラが座礁。英国海洋生物救助隊(BDMLR)が救出に当たったが、ぬかるんだ地形が障害となり、複数のクジラが死亡して見つかっている。
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