
不倫した夫が離婚後、不倫相手とともに元妻と娘が暮らすヴィラの下の階に引っ越してきたというエピソードが明らかになった。
去る3日、韓国の報道番組・JTBC「事件班長」によると、40代女性のAさんは3年前に夫の不倫を知ったという。
Aさんは夫の不倫が原因で離婚した。夫は出勤するふりをしてAさんから車を借り、不倫相手と海辺へ旅行に出かけたが、その車に記されていた妻の連絡先へ「車を移動してほしい」との電話が入り、隠れて旅行していたことが発覚した。
離婚を求めるAさんに対し、夫は「頼むから不倫相手への訴訟だけはしないでほしい」と懇願し、ある提案をした。当時、夫婦が共同名義で所有していたヴィラを処分したがっていた夫は「協議離婚に応じてくれるならヴィラの処分はAに任せる」と約束し、Aさんも同意した
その後、Aさんは娘とともに当ヴィラに暮らし、養育費の代わりに賃料の一部を受け取ることになった。ところがある日、その家の下の階に新たな入居者が非対面契約で引っ越してきたのだ。
しかし衝撃的なことに、その入居者の正体は元夫の不倫相手だった。Aさんは契約の取り消しを求めたが、すでに残金の支払いが済んでいたという。
結局、2階にはAさんと娘、1階には元夫と不倫相手が暮らすことになった。Aさんは「エレベーターがないため、必ず1階を通らなければならないのに、夫と不倫相手がわざとドアを開け放しにして生活している。また、駐車場でバドミントンをしたり、私と顔を合わせるとわざと大声で笑って威嚇するかのように振る舞ってくる」と語った。
Aさんが抗議すると、2人は「どうせ離婚したんだし、自分たちのお金で住んでいるんだから関係ないだろう」と開き直った様子を見せてきたという。Aさんは「夫が不倫相手と一緒にいる姿が近所で噂になった。娘の友達が通りかかって『ねえ、あれ君のお父さんじゃない?お父さんどうしちゃったの?』と言われ、娘はうつむいてしまった。娘も大きなストレスを抱えている」と打ち明けた。
さらに夫は娘に「パパも新しい人生を始めないといけない。少し応援してくれないか」とまで言ったという。
Aさんは「夫は同じヴィラに住むことで私を追い詰め、ヴィラを売らせようとしている。しかし売却しても大きな金にはならず、賃料を受け取る方が利益だと思う」とし「夫は共同名義のヴィラについて共有物分割の訴訟を起こした。もし競売にかけられたらどうすれないいのだろうか」と不安を露わにした。
これについてパク・ジフン弁護士は「訴訟の結果、判決に至る可能性もあれば、調停が成立する可能性もある。もし判決に進めば競売にかかる可能性がある」と説明した。そのうえで「競売になると価格が相場より低くなるため、このような場合は通常、Aさんが元夫に十分な代価を支払う形で調停が成立する。あまり心配せず、裁判に誠実に臨むのが良いだろう」と助言した。
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