
シンガポールで、20代の男がバス車内で女性乗客の髪を切り取り、ビニール袋に入れて保管し、後に匂いを嗅ごうとした容疑で起訴され、懲役刑の判決を受けた。
13日(現地時間)、マレー・メールなどが報じたところによると、エドウィン・チャウ・ルイ・シオン被告(26)は先月3日、シンガポール・ドーバー地区を走行していた185番バスに乗り、髪をひとつにまとめた女性乗客の後ろに座った。
チャウ被告は女性の長い髪に興奮を覚え、鞄からハサミを取り出して髪を切り取り、ビニール袋に入れた。
被害女性が髪の異変に気づき問いただしたが、チャウ被告は沈黙を続けたという。
その後、バス運転手が警察に通報し、駆けつけた警察がチャウ被告の鞄からハサミ5丁と、複数の女性の髪が入ったビニール袋を発見した。
チャウ被告は長い髪に執着し、それを切って匂いを嗅ぐ行為で興奮を得ていたと自白し、事件当日に現場で逮捕された。
裁判所は今月12日、「礼節を侮辱する意図で身体的強制を加えた罪」と「危険物(ハサミ)所持」の罪で有罪を認定し、別の被害者2人の髪を切った事件も併せて考慮したうえで、懲役2か月2週間を言い渡した。
シンガポールでは同様の罪で有罪が確定した場合、最長で懲役3年、罰金、さらには鞭打ち刑が科される可能性があるという。
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