中国で登山同行サービスが登場し、注目と論争を呼んでいる。
20日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、8月に中国の交流サイト(SNS)上で四川省南西部の峨眉山(エメイシャン)で登山同行として雇われた男性が女性客を抱きかかえたり背負ったりする映像が拡散した。短いスカートを着用した女性客の脚をマッサージする映像も広まった。

サービスは過去2年間、中国各地で利用が拡大した。同行者は山岳観光局の管理を受けず、個人で活動している。利用者には女性のほか、子どもや高齢者も含まれる。
登山同行者のヤン氏は「顧客との身体的接触は避け、要望があった場合のみ支援する。通常は接触を伴わず同行している」と述べた。
また、サービスが中国でポルノを指す俗語「イエロー」と呼ばれていることについて、運営側は「サービスは健全であり、性的行為は一切行わない」と釈明した。
料金は距離と難易度に応じて500元(約1万389円)から1,200元(約2万4,933円)で、登山者には杖、レインコート、膝サポーターなどが提供される。現在、峨眉山登山道では50人の同行者が活動している。
峨眉山管理委員会は「登山同行サービスは公式には認めていない」とし、「この新興産業の管理については上部機関の指導を仰ぐ方針だ」と述べた。
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