
タイのミスコン優勝者が、過去の映像をめぐる論争の末、受賞からわずか1日でタイトルを失ったことが明らかになった。
23日(現地時間)、タイのメディア『The Thaiger』によると、タイの「ミスグランド・プラチュアップキリカン2026」の主催委員会は、スパニー・ノイノントン氏の優勝資格を取り消した。大会側は「参加者が守るべき大会の精神と原則に反する行為が確認された」と説明し、「やむを得ずタイトルを剥奪する判断を下した」とした。
ノイノントン氏は同地域代表として全国大会への出場を控えていたが、過去に撮影された映像がネット上で拡散し、物議を醸した。報道によると、その映像には肌の露出が多い衣装で踊る姿や、不適切なパフォーマンスと受け取られるシーンが含まれていたという。
論争を受けてノイノントン氏は出演を認め、「当時は病床の母を支えるため、やむを得ない事情があった」と釈明。一方で、自身の映像が無断で違法サイトに悪用されたとして、警察に通報する意向も示した。
主催委員会は観客やスポンサーに謝罪するとともに、「大会の名誉と価値を守るため、審査と管理体制をさらに強化する」と強調した。
このように、ミスコン受賞者がプライベートな問題やスキャンダルを理由に資格を失うケースは海外でも見られる。2016年にはデンマークで、ミス・ユニバース代表に選ばれたクリスティーナ・ミケルセン氏が資金洗浄疑惑でタイトルを失った。また2021年にはスリランカで「ミセス・スリランカ」の優勝者が「離婚している」との理由で舞台上で王冠を外される騒動が起き、国際的な論議を呼んだ。
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