
ポルトガルのコスタ・ダ・カパリカ(Costa da Caparica)沿岸で13日(現地時間)、観光客を乗せたヨットがシャチの群れに襲われ沈没する事故が発生した。
攻撃を受けたヨットには5人の観光客が乗っており、近くにいた別のヨットも同じ群れのシャチに襲われた。人的被害はなく、合わせて9人の観光客が無事に救助されたが、ヨットは最終的に沈没したと報じられている。目撃者によれば、4頭のシャチが攻撃したと証言している。
イベリア半島周辺では2019年以降、シャチが船舶を攻撃する事例が急増。2020年から2023年の間におよそ500件の攻撃が報告されている。幸い死傷者は確認されていないが、シャチが船の舵を狙って攻撃し、複数の船が沈没した。
専門家は、シャチが退屈を紛らわせるためにヨットを攻撃し、アドレナリンを得ている可能性があると推測している。
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