
新潟県内の入浴施設で13歳未満の女児が不適切な行為の被害を受ける事件が発生し、地域社会に衝撃を与えている。
『FNNプライムオンライン』は16日、今年8月に新潟市西蒲区の入浴施設の男性用浴室内で、13歳未満の女児に不適切な接触を行った疑いで40歳の会社員Aが逮捕されたと報じた。
Aは父親と一緒に来ていた女の子に対して、接触するなどの不適切な行為をした疑いがもたれている。入浴施設の関係者が警察に被害届を提出し、Aは警察の調べに対し容疑を認めたとされている。警察は現在、余罪の有無についても捜査を進めている。
新潟市側は「原則として混浴は認めていないが、子どもが異性の親とともに入浴することは例外的に認められてきた」と説明した。
混浴文化は江戸時代に公衆浴場を通じて広がったとされるが、近代化の過程で西洋文化の影響を受け、男女を分けて入浴する習慣が次第に定着していった。現在も、混浴を全面的に禁止する法律は存在しない。
その代わり、自治体ごとに公衆浴場や入浴施設の運営基準が定められており、厚生労働省は行政上の指針として「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと」との通知を通達している。
しかし、この指針はあくまで努力目標であり法的拘束力はない。そのため、実際の運用は地域や施設によって異なるのが現状だ。
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