
東京のある美容外科クリニックが、10歳の小学生に対する二重まぶた整形手術の様子を公開し、社会的な論議を呼んでいる。
女性週刊誌『週刊女性PRIME』によると、新宿にある同クリニックは先月、公式SNSに「恋する小学生?10歳、夏休みの二重まぶた手術」というタイトルの動画を投稿した。
映像の中で医師は子どもに「見せたい友達はいる?」と質問し、同行した姉も「好きな人はいるの?」と問いかけると、少女は恥ずかしそうに微笑んだ。
クリニック側は「まつ毛が眼球を刺激する症状を改善するための施術だった」と説明しているが、動画には手術前後の比較映像とともに「短時間の施術で印象が変わる」といったテロップが入れられ、美容目的の宣伝のように演出されていた。
特に動画では子どもと保護者の顔にモザイク処理がされず、少女は「好きな友達が変化に気づいてくれたみたいで嬉しい」と語り、施術結果に満足している様子が映し出された。
医師は「これからも家族と楽しい時間を過ごしてほしい」と締めくくったが、動画はSNS上で急速に拡散し、世論からは批判の声が相次いでいる。
有名インフルエンサーが拡散したことをきっかけに広まったこの動画に対し、ネット上では「未成年の整形を禁止する法律が必要だ」、「成長期には顔立ちが変わるので再手術の可能性がある。高校卒業後に決めても遅くない」、「未成年の整形を広告に使うのは不適切だ」など、強い批判の声が相次いだ。
今回の件は、以前から議論されてきた「未成年の美容整形」問題を再び浮き彫りにする出来事となっている。













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