新潟県柏崎市で、駐車中の軽自動車を無断で使用したとして、28歳の会社員の男が窃盗の疑いで逮捕された。男は車を盗み出した後、数時間後に元の場所へ戻すという異例の犯行を行った。

逮捕されたのは上越市大潟区に住む28歳の会社員の男だ。警察の発表によると、男は9月6日午後9時半頃から翌7日午前9時頃までの間に、柏崎市内のアパート駐車場に停めてあった軽自動車1台(時価約80万円相当)を盗んだ疑いがもたれている。
事件は車の所有者から「誰かが車を使っているようだ」という通報を警察が受けたことで発覚した。捜査の結果、車は一時的に持ち出されたものの、翌朝には元の場所に戻されていたことが判明。車両に大きな損傷はなく、車内の物も荒らされた形跡はなかったという。
取り調べに対し、男は「その通り、間違いありません」と容疑を認めている。警察によると、男は車を長時間乗り回していたが、盗難目的というより「使いたかっただけ」と供述しているという。
警察は、男が車の鍵をどのように入手したのかや、無断で車を使用した動機について詳しく調査を進めている。柏崎警察署の担当者は「たとえ短時間であっても、無断で車を持ち出す行為は窃盗罪に該当する。軽い気持ちであっても重大な犯罪になる」と注意を呼びかけている。
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