メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【衝撃】若い太陽は地球を襲う「宇宙の嵐」だった!初期地球に降り注いだ“宇宙放射線”の恐怖

荒巻俊 アクセス  

 引用:国立天文台(NAOJ)
 引用:国立天文台(NAOJ)

過去の太陽嵐が非常に強力かつ頻繁で、地球上の生命体の生息環境に多大な影響を与えたという事実を裏付ける研究結果が発表された。太陽嵐は太陽で爆発的に明るくなるフレアと、それに伴い惑星間空間に放出される巨大なプラズマ塊であるコロナ質量放出を総称する現象である。太陽嵐は地球の高層大気と磁気圏に影響を与え、宇宙天気現象を左右している。

過去の太陽嵐は現在よりもはるかに強力で頻繁に発生し、地球の大気を剥ぎ取り、強力な宇宙放射線を生み出すことで、地球上の生物の生息環境に極めて深刻な脅威をもたらしたと考えられる。しかし、過去の太陽活動を直接観測や実験で知ることはほぼ不可能である。

科学者たちは代替策として、過去の太陽に似た外部の恒星を観測する方法を見出した。りゅう座EK星は、太陽が1億年未満の若い頃の姿と非常に似ている。科学者たちはこの星を地上から観測し、コロナ質量放出の手がかりを発見することに成功した。しかし、予想に反して、この星からの噴出速度が十分に速い例は稀であり、強力なコロナ質量放出が本当に頻繁に起こるのか疑問が生じた。

韓国・ソウル大学校物理天文学部のチェ・ジョンチョル教授チームが参加する国際共同研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡と韓国および日本の地上望遠鏡を同時に運用し、りゅう座EK星の共同観測を実施した。ソウル大学の研究チームは、韓国天文研究院が運営する普賢山天文台の高分散エシェル分光器を用い、可視光の分光観測を行った。

この共同観測により、国際研究チームは、りゅう座EK星におけるコロナ質量放出が多重温度プラズマで構成されているという観測的証拠を世界初で確保した。研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡の紫外線分光器で、温度が10万Kの暖かいプラズマが秒速300から500キロメートルで放出される瞬間を捉え、さらに10分後に普賢山天文台の高分散分光器で、温度が1万Kの冷たいプラズマが秒速70キロメートルで持続的に放出されていることを確認した。

暖かいプラズマは冷たいプラズマよりもはるかに多くのエネルギーを運んでおり、これは冷たいプラズマの観測のみから推定するよりも、当該星においてより強力な恒星風が頻繁に発生していることを示唆している。これにより、太陽においても過去には強力な太陽嵐が頻繁に発生していたと推測できる。

チェ教授は「初期の若い太陽において発生する強力かつ頻繁な太陽嵐は、初期地球の磁気圏と大気を剥ぎ取り、大量の宇宙放射線を生み出すことで、地球上の生命体の出現と生息環境に影響を与えたと考えられる」と述べた。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[Uncategorized] ランキング

  • 【トランプ激怒】「詐欺広告を流したカナダに報復」…関税さらに10%引き上げ
  • 東南アジア初、中国製戦闘機「J-10」最大42機導入へ!インドネシアが“米中バランス戦略”
  • 「2030年までに戦争準備完了」...EU、“武器共同購入”でロシア脅威に全面対抗へ!
  • 「ブラックホールが物質を吐き出した?」M87銀河で“逆ジェット”噴出、ジェイムズ・ウェッブが史上初の瞬間を激写!
  • 「生命の証拠か!?」土星の衛星エンケラドゥスで“有機分子”発見 地球外生命への希望、再び燃える!
  • 「歯だけで1150トンの船を牽引!」 エジプト最強男が“世界記録更新”、“怪力”の秘訣は?

こんな記事も読まれています

  • アストンマーティン、フロリダに「超豪華レジデンス」建設…マイアミ・東京に続く“第3の舞台”
  • ポルシェAGが公開…「カイエン・エレクトリック」に搭載される800V高電圧技術、業界最高水準の性能へ
  • 【世界No.1SUV】トヨタ「新型RAV4」登場…電動化で進化した“最強SUV”が再び走り出す
  • 「救えたはずの命」…世界を揺るがすテスラ事故、革新の象徴が直面した“安全の限界”
  • 「ロシアの目の前に核潜水艦を配備…」トランプ氏、プーチンの“核ミサイル挑発”に強烈警告!
  • 「すべてを消し去る」トランプ、米海軍14隻を集結…侵攻寸前の“あの国”で何が起きているのか
  • 「マスクを逃しちゃ、ダメ!」テスラ取締役会、株主に“異例の懇願” “1兆ドル報酬案”否決ならCEO辞任も
  • 【Apple信者必見】iPhone 18は「プラトー」デザイン継続…iPhone 17eには“変化の風”

こんな記事も読まれています

  • アストンマーティン、フロリダに「超豪華レジデンス」建設…マイアミ・東京に続く“第3の舞台”
  • ポルシェAGが公開…「カイエン・エレクトリック」に搭載される800V高電圧技術、業界最高水準の性能へ
  • 【世界No.1SUV】トヨタ「新型RAV4」登場…電動化で進化した“最強SUV”が再び走り出す
  • 「救えたはずの命」…世界を揺るがすテスラ事故、革新の象徴が直面した“安全の限界”
  • 「ロシアの目の前に核潜水艦を配備…」トランプ氏、プーチンの“核ミサイル挑発”に強烈警告!
  • 「すべてを消し去る」トランプ、米海軍14隻を集結…侵攻寸前の“あの国”で何が起きているのか
  • 「マスクを逃しちゃ、ダメ!」テスラ取締役会、株主に“異例の懇願” “1兆ドル報酬案”否決ならCEO辞任も
  • 【Apple信者必見】iPhone 18は「プラトー」デザイン継続…iPhone 17eには“変化の風”

おすすめニュース

  • 1
    「僕を捨てないで!」とすがりつく犬を置き去りに...最後まで飼い主の車を追う犬の姿に胸が痛む

    フォトニュース 

  • 2
    【衝撃】白髪は“がん細胞”と戦った証?東大研究「髪の色を犠牲にした体の防衛反応」

    ヒント 

  • 3
    日米、AI・バイオなど7分野で技術連携!経済安全保障で全面連携、“中国包囲網”を本格化

    ニュース 

  • 4
    「NATOとの戦争準備?」ロシア、核兵器と潜水艦大量配備、“第二撃能力”を強化か

    ニュース 

  • 5
    ロシア、米の石油制裁に“報復砲火” トランプ大統領「中国と対ロ制裁を協議する!」

    ニュース 

話題

  • 1
    【激戦再燃】ウクライナ、“モスクワ首都圏”にドローン111機!ブダペスト会談“決裂”で報復激化か

    ニュース 

  • 2
    「中国、世界90港を掌握!」“港湾覇権”に焦る米国、入港料で反撃開始

    ニュース 

  • 3
    「海から発進するドローン部隊完成か」...中国軍、強襲揚陸艦「四川」で電磁カタパルト試験成功

    ニュース 

  • 4
    「ウクライナの次は北極だ...」ロシア、世界最大級の“核貯蔵庫”を前線配備!NATOとの“全面戦争”想定か

    ニュース 

  • 5
    「もう中国には頼らない!」EU、中国のレアアース輸出規制に“報復措置”発動へ

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]