
新潟県長岡市の北陸自動車道で10月28日未明、軽ワゴン車が逆走して対向車と接触事故を起こし、運転していた男が現行犯逮捕された。男は関越自動車道でも逆走していたとみられ、警察が経緯を詳しく調べている。
逮捕されたのは、さいたま市に住む会社員の男(48)。道路交通法違反(通行区分違反)の疑いがもたれている。警察によると、男は28日午前0時半ごろ、長岡市内の北陸自動車道上り線を軽ワゴン車で逆走し、追い越し車線を走ってきた普通乗用車と接触した。幸い、けが人はいなかった。

この逆走に先立ち、27日深夜から28日未明にかけて、南魚沼市付近の関越自動車道上り線でも「逆走している車がいる」との通報が複数寄せられていた。警察は危険を防ぐため、湯沢インターチェンジから三条燕インターチェンジの間で一時的に通行止めの措置をとったという。
県警高速隊が捜索を続けた結果、長岡市内の北陸自動車道で逆走する軽ワゴン車を発見した。下り線を走るパトカーが並走しながら停止を呼びかけ、最終的に中之島見附インターの出口付近で車を止めさせ、男を現行犯逮捕した。
取り調べに対し男は「サービスエリアかパーキングエリアに入ったが、逆走した認識はない」と話しているという。警察は男が誤って進入路を逆方向に走行した可能性も視野に入れ、当時の走行ルートや滞在場所を詳しく調べている。
関越道や北陸道では近年、高齢者を中心とした逆走事故が相次いでおり、警察は改めて高速道路での安全確認を徹底するよう呼びかけている。














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