
インド国籍の20代男性が、機内で金属製フォークを使い10代の乗客2人を刺すなどの暴行を加え、航空機が緊急帰還する事件が発生した。
27日(現地時間)、CBSニュースなどの報道によると、米マサチューセッツ州連邦検察は、インド国籍のプラニート・クマール・ウシリパリ(28)を航空機内で危険な凶器を使用し身体的危害を加えようとしたとして起訴した。
検察によると、事件は25日、シカゴ・オヘア国際空港を出発しドイツ・フランクフルトへ向かっていたルフトハンザ航空の機内で発生した。ウシリパリは機内食を終えた後、座席で眠っていた17歳の少年の左鎖骨付近を金属フォークで刺したという。少年は短時間眠った後、目を覚ました際にウシリパリが自分の上に立っているのを目撃したとされる。
さらに、ウシリパリは最初の被害者の隣に座っていた別の17歳の少年にも襲いかかり、その頭部後方をフォークで突き刺した疑いがある。

警察によると、乗務員が制止しようとした際、ウシリパリは手を銃の形にし、自分の口に入れて引き金を引くような動作をした。その後、女性乗客の頬を叩き、乗務員にも暴行を加えようとしたという。
この騒ぎで航空機はボストン・ローガン国際空港に引き返し、ウシリパリは着陸直後に現行犯逮捕された。
警察によれば、ウシリパリはかつて学生ビザで米国に入国し、神学系大学院で聖書学の修士課程に在籍していたが、現在は合法的な滞在資格を失っているという。
ウシリパリが有罪となった場合、最大で懲役10年、保護観察3年、25万ドル(約3,800万円)の罰金が科される可能性がある。













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