
韓国で、自身が通う高校の校内外で凶器を使い、教員など合わせて6人にけがを負わせた高校生に対し、検察が重刑を求めた。
検察は28日、清州(チョンジュ)地方裁判所刑事合議第22部(ハン・サンウォン裁判長)で行われた、A被告(17)の殺人未遂などの罪に関する結審公判で、懲役長期8年、短期6年の刑を求刑するよう裁判所に求めた。
また、10年間の電子監視装置装着命令と3年間の保護観察命令も求めた。
これに対して弁護人は最終弁論で、「知的障害のある被告は、学年が上がるにつれて特別支援学級から通常学級に移され、さまざまな精神的苦痛が蓄積した。この過程でたまったストレスが爆発し、犯行に至った」と指摘し、「厳罰よりも治療の機会を与えることが望ましい」と述べた。
A被告は、弱々しい声で「過ちを犯しました。被害者の皆さんに心から謝罪します」と述べた。
検察当局が先に実施した心理分析では、うつ・不安障害に加え、衝動の制御が困難であることが明らかになっており、弁護人は裁判で心神耗弱を主張するため、精神鑑定を申請していたことが分かっている。
A被告は4月20日午前8時36分ごろ、清州の高校の校内外で凶器を使用し、教員や市民ら6人にけがを負わせたとして起訴された。
特別支援教育を受けていたA被告は、友人関係など学校生活全般に困難を抱えていた中で、このような犯行に及んだことが調査で判明している。













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