オーストラリアの女子学生がカササギの攻撃を受け、失明の危機に直面している。

学校から帰宅途中のオーストラリアの女子学生が、突然飛んできたカササギの攻撃を受けたという。
9日(現地時間)「デイリー・メール」は、オーストラリアのオーストラリンドに住むサム・ムーディ(12)が帰宅中に飛んできたカササギが正面から突進し、目をくちばしで突かれ重傷を負ったと伝えた。
ムーディさんはこれまでに2度の手術を受け、パース小児病院で治療中だが、左目の視力を失う可能性があるという。
ムーディさんの母親、ニコールさんは「娘がうつむきながら歩いていたところ、鳥が正面から飛んできて目をそのまま突き刺した。くちばしが水晶体を貫通したので、視力を失う恐れがある」と語った。また、「カササギの繁殖期には、誰にでも起こり得る被害だと言われている」と付け加えた。
以降、ムーディさんの学校内でもカササギによる同様の被害報告が相次いでいる。
オーストラリアでは8月から11月がカササギの繁殖期で、オスが巣を守るために人を攻撃することが多い。
カササギのくちばしと爪は非常に鋭く、目や顔に重傷を負わせることがある。
専門家はオーストラリア国民に、カササギの生息地を避ける・つばの広い帽子やサングラスを着用する・傘を持ち歩く・複数人で行動するなどして、攻撃の危険を減らすよう呼びかけている。
今年、オーストラリア全土で報告されたカササギによる攻撃被害は4649件に上り、負傷者は556人に達した。
なお、2021年8月にはブリスベンの公園で、母親が5ヶ月の赤ちゃんをカササギから守ろうとして転倒し、赤ちゃんが死亡する事故も発生している。













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