米国の20代男性「高速道路で向かいの車が物体を投げつけた」
割れたガラス片が顔と目に刺さり負傷

走行中のフロントガラスに氷で固めた水風船が投げつけられ、運転していた男性が重傷を負う事件が起きた。
6日午後9時半ごろ、カリフォルニア州の高速道路を走っていたアレックス・プラントさん(28)は、対向車の窓から何かが放り投げられるのを目にした。次の瞬間、その物体がフロントガラスを突き破って飛び込み、砕けたガラス片が顔や両目に突き刺さった。
視界が腫れでぼやける中、プラントさんは路肩に車を停め、救急車を呼ぼうとしたが携帯画面を見ることも困難だったため、音声アシスタントのSiriに頼って911に通報した。
救急隊が到着した時、車内には砕けたガラスとともに白い風船の破片が残されており、中は氷が散乱した状態だったという。

搬送先の病院では数時間かけて顔と両目に刺さったガラス片が取り除かれた。
プラントさんは当時を振り返り、「このまま家族に会えないかもしれないと本気で思った。ストレスで押しつぶされそうだった」と語った。左目は現在も完全には回復しておらず、強い光に敏感な状態が続いている。
事件について、プラントさんは「自分はたまたま遭った被害者だが、これは偶然の事故じゃない。誰かが念入りに水風船を凍らせ、溶けないうちに狙って投げた。信じられない」と怒りをにじませた。
水風船を投げつけた車はそのまま走り去り、現場での目撃者も確認されていない。
カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールは防犯カメラ映像を確認し、加害車両の特定を進めている。













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