「自動運転の盲点」Waymo車3台、坂道で完全ストップ

6日（現地時間）、サンフランシスコのある住宅街の坂道で、ウェイモ（Waymo）の自動運転タクシー3台が一か所に停まる事態が発生した。

事件は、最初の車両が狭い道で方向転換しようとした際、後続の2台目の車両と接触し、そのまま停止したことから始まった。続いて急な坂を下ってきた3台目の車両も前方の状況を感知して停止し、その後、前の車両が動くのを待つように追加の動きなく停止した。結果的に、3台が互いに道を塞ぐ形での膠着状態になった。

これを目撃した市民の一人は「この車たちはずっとそこにいるつもりか？」と苛立ちを表明した。その後、Waymoのスタッフが現場に到着し、車両を移動させて騒動は収束した。Waymo側は「1台の車両のUターン過程で軽い接触があり、その時の車両はすべて無人状態だった」と説明し、「複雑な道路環境での経験を基にシステムを継続的に改善している」と述べた。