
台湾の男性カップルがメキシコで代理母を通じて四つ子を授かったというニュースが伝わり、論争を呼んでいる。
「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」の22日(現地時間)の報道によると、2022年にデザイナーのリュー氏と夫のリン氏は結婚式を挙げた。台湾はアジアで初めて2019年に同性婚を合法化した国だ。
その後、二人は昨年11月にメキシコで代理出産により四人の赤ちゃんを得たという動画を共有し、子どもたちの成長を記録していくと明かした。リン氏は結婚後に子どもを持つことが長年の夢だったと語った。
メキシコには代理出産を規制する具体的な連邦法はないが、タバスコ州やシナロア州など一部地域では代理出産に関する法的枠組みが整備されているという。

リン氏は「私たちは育児経験が全くない父親だが、子どもたちの誕生が四倍の幸せをもたらしてくれた」と喜びを表した。しかし、この話を聞いたネットユーザーの一部から否定的な反応が出ている。
ネットユーザーらは「赤ちゃんを買った」「自己中心的だ」「女性の子宮を搾取する行為だ」「妊娠の苦痛を経験していないので軽率だった」「代理母の健康のために赤ちゃんは1〜2人だけ産むべきだった」などと批判した。
二人はメキシコでの代理出産過程が合法であり、弁護士がすべての手続きを監督したと説明した。四人の赤ちゃんは二人の父親が親として登録された出生証明書を取得し、その後法的支援を受けてパスポートとビザを取得する予定だという。

代理出産手続きの費用は公開されていないが、メキシコでの代理出産費用は一般的に6万5,000〜7万ドル(約1,019万〜1,098万円)程度と推定されている。
台湾では現在、代理出産は違法であり、海外で代理出産により生まれた子どもは親子認定や戸籍登録に困難を抱える可能性がある。
二人は「私たちの子どもたちが堂々と育ってほしい」と述べ「代理出産が論争の余地があることは理解しているが、私たちも慎重に考え決定した」と付け加えた。













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