
114kgの減量に成功し、新たな人生を送っている40代のイギリス女性の話が報じられた。
イギリスのメディア、デイリー・ミラーの報道によると、2児の母であるミア・ローズさん(49)は、14年間にわたり週末ごとに飲酒と薬物に依存し、体重は最大168kgまで増加した。
ミアさんは「週末になると手当たり次第に飲んでいた。ウォッカ、ジン、ワイン、サイダーなどをボトル1本丸ごと空けていた」とし、「毎日ではなく、いわゆる暴飲の状態だった」という。また、心の拠り所としてファストフードなど高カロリー・低栄養食品に依存していた。ミアさんは「一日中、塩辛いものや甘いものばかり食べていた」と述べた。
ダイエットを決意したきっかけについては、「2021年は5分歩くのも辛く、移動には電動スクーターが必須だった。そんな状況に衝撃を受け、生活習慣を完全に変えようと決めた。このままでは命に問題が生じると思った」と振り返った。
ミアさんはその後、ファストフードや酒、薬物(コカイン)を断ち、鶏肉と野菜中心の食事に切り替えた。摂取カロリーも減らし、軽い運動から始めたという。「最初はバンドを使った10分程度の運動から始めた」とし、ベッドに座って上半身を倒して起こすなどの軽い動作で体を動かし始め、その後はユーチューブの運動動画を取り入れて運動量を増やしていった。
さらに、有酸素運動を1日30分続け、約3年半で70kgの減量に成功したが、その後は停滞期に直面した。その壁は肥満症治療薬「マンジャロ」の使用と、運動および健康的な食事の継続によって乗り越えた。最終的にさらに44kgを減らし、現在は54kgの体重を維持している。
暴飲・ジャンクフード・コカインが体重を悪化させる理由
週末ごとにウォッカやジン、ワインなどをボトル単位で飲み干す暴飲は、体重増加につながりやすい。米国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)は、女性の場合、1日に4杯以上を「過渡な飲酒」と定義している。アルコールは栄養価がほとんどない一方でカロリーを供給するため、体重増加につながる。実際、NIAAAは「減量を目指すなら飲酒習慣の見直しが出発点になる」と明記している。
ファストフードのような超加工食品は、問題をさらに悪化させる。超加工食品を多く摂る人は、そうでない人に比べて1日の総摂取カロリーが多く、体重も増加しやすいという研究結果がある。つまり、アルコールでカロリーを摂取した状態で、塩分・糖分・脂肪の多い食品を繰り返し摂ると、エネルギー過剰の状態が続くことになる。コカインなどの薬物も食欲や代謝の正常な調節を乱し、体重増加を悪化させる可能性がある。
最初は軽い運動から始めるのが効果的
ミアさんは減量のため、鶏肉と野菜中心の食事に切り替えた。健康なダイエット食の基本は、赤身のタンパク質と野菜を取り入れることにある。加えて、添加糖や飽和脂肪、ナトリウムの摂取を抑えることが重要だ。野菜は一般的にカロリー密度が低く、同じ量を食べても摂取カロリーを抑えられる。
また、最初から激しく運動する必要はない。米メイヨー・クリニックは、レジスタンスバンドや自分の体重を利用しても筋力トレーニングができると説明し、正しい姿勢で行えば筋力や持久力の向上に役立つとしている。そのため、体重が多く長時間の歩行が難しい場合は、ミアさんのようにバンド運動やベッド上での軽い上体起こしなど、低強度の運動から始めるのが現実的だ。
また、1日30分の有酸素運動も有効である。米疾病対策センター(CDC)は、成人に対して週150分以上の中程度の有酸素運動を提案しており、これは1日30分を週5日行うのに相当する。過体重・肥満の成人では、週150分以上の有酸素運動により、ウエスト周囲径や体脂肪が臨床的に有意に減少するという研究結果もある。













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