
ロシア南部にあるロストフ・ナ・ドヌのサーカス会場で、公演中にトラが客席に飛び込むという危険な事故が発生した。
4月20日(現地時間)、ロシアの各メディアの報道によると、この事故はサーカス公演の真っ最中に起きた。事故当時、舞台では調教師2人とトラ3頭が共にパフォーマンスを披露していた。
公演中、猛獣を囲っていた保護ネットの支柱が破損し、ネットが下に崩れ落ちた。この隙を突いて1頭のトラが客席に逃げ出した。予期せぬ事態に観客は悲鳴を上げて避難を始め、会場は一瞬にしてパニック状態に陥った。
主催者側は、観客が動くとトラを刺激する恐れがあるとして、その場に座り続けるよう求めたと伝えられている。問題のトラは客席の間を歩き回った後、一時的に会場の外へ出たが、再び内部に戻って後方を徘徊するなど、しばらくの間コントロールが不可能な状態が続いた。
その後、調教師とスタッフが緊急対応に乗り出し、鞭や餌などを使ってトラを隅へと追い込み、最終的にはケージの中へ戻すことに成功した。
幸い、この事故による人命被害はなかったと報じられている。しかし、当時の目撃者たちは「状況が少しでも悪化していれば、大惨事につながるところだった」と語っている。
事故直後、ロシアの捜査当局は正確な経緯の解明に着手しており、サーカス会場の安全規則の遵守状況や運営上の過失の可能性などを調査している。













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