ポケモンカードを売って用意した手術費だったという
米フロリダ州のコンビニで、多額の現金が入ったバッグが見つかり、持ち主のもとへ全額戻された。
ニューヨーク・ポストによると、建設作業員のルイス・サラザールさんは5月3日、コンビニエンスストア「Wawa」のトイレで、100ドル札などが詰まった黒いウエストポーチを見つけた。
バッグの中には、現金3万23ドル(約480万円)が入っていた。サラザールさんは現金を持ち去ることなく、バッグを置き忘れた人を探すため、数日間にわたって店の周辺を探し回った。当時、手がかりは持ち主の見た目だけだったという。

バッグをなくした24歳の青年は、別の場所へ移動してから現金がなくなっていることに気づいた。青年は地元放送局に対し、「まさか、自分のお金がなくなった。これからどうすればいいのか分からない、という思いしかなかった」と当時の心境を語った。
青年は、妹の手術費を用意するため、幼い頃から集めていた「ポケモンカード」のコレクションをすべて売却していた。取引を終えてからわずか数時間後に、全財産にも等しい現金を失ったことになる。
青年は警察に紛失を届け出た。その後、サラザールさんから連絡を受けた警察の仲介により、5月7日に警察署で持ち主との対面が実現した。
サラザールさんは「3万ドルは大金だが、自分のものではない。自分で働いて稼いだお金がいい」と話し、バッグを現金ごとそのまま返した。
青年は涙を流しながらサラザールさんを抱きしめ、感謝の印として夕食をごちそうしたいと申し出た。しかし、サラザールさんは「当然のことをしただけで、称賛されるようなことではない」と丁寧に断った。
戻ってきた手術費は、数日後に青年の妹へ渡された。













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