メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

米神経学者が自ら幻覚剤を投与し脳の変化を観察!幻覚剤が脳に与える影響を解説

etnews アクセス  

アメリカの神経学者が薬物中毒時、脳が崩壊する過程を確認するため、自ら幻覚剤を投与し脳をスキャンするという大胆な実験を行った。

現地時間の17日、米NPRなどによると、ワシントン大学の神経科医であるニコ・ドーゼンバッハ博士は幻覚キノコ(マジック・マッシュルーム)の主要な精神活性成分であるシロシビン(psilocybin)に対する脳の作用を確認するため、偽薬による実験を行い、その研究結果を国際学術誌「ネイチャー」に掲載した。

幻覚キノコ属(Psilocybe)には、幻覚剤成分であるシロシビンとシロシンが含まれている。このため、摂取時に時空間と自己認識に対する感覚が歪む。

シロシビンは過去にうつ病治療に効果があると考えられていたが、アメリカ連邦法により違法薬物と規制されるようになった。しかし、最近ではシロシビンに対する規制が一部緩和され、治療用薬物開発の動きが続いている。

臨床実験はドーゼンバッハ博士を含む7人が参加する小規模で行われた。

参加者には幻覚キノコの活性成分である「シロシビン」25mg、またはADHD治療薬として知られる中枢神経系覚醒剤リタリン(メチルフェニデート)40mgのいずれかが、どの薬物を注射されるかを知らされずに投与された。

シロシビン25mgは幻覚を引き起こす可能性がある高用量であり、リタリン40mgはコーヒーを一杯か二杯飲んだ時のような軽い覚醒効果を引き起こす。

参加者は薬物を服用する前、服用中、服用後の18回にわたり自己共鳴画像(MRI)検査を受けた。1回目の薬物投与から6〜12ヶ月後には参加者のうち4人にシロシビンが追加投与された。

その結果、リタリンを投与された参加者よりもシロシビンを投与された患者において、3倍高い脳活性パターンが見られた。脳が他の部分と再接続されると赤色またはオレンジ色で表示されるが、ドーゼンバッハ博士のMRI画像を見ると脳のほとんどが赤色を帯びている。

ドーゼンバッハ博士は「効果が及ぶ範囲を見たとき、非常に衝撃的だった」と述べ、「シロシビンは私たちが試したどの薬物よりも脳全体に巨大な影響を与えた。予想外のことだった」と伝えた。

特に、研究チームは薬物服用から数日または数週間後に撮影されたスキャン結果に驚いたと伝えた。脳が一見シロシビンを服用する前に戻ったように見えたが、一部の変化はかなり長く残っていたとのことだ。

主著者のジョシュア・シーゲル博士は、特にシロシビンが大脳皮質と皮質下の機能的な接続性(FC)を妨げ、脳が特別な作業をしていないときや休息しているときに活性化される脳接続の集合体である「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」を妨げたと述べた。ネットワーク活動が無秩序になり、ネットワーク間の境界が消えたという説明である。

シーゲル博士はこの現象を野球などの試合中に観客席で起きる「ウェーブ」に例えた。スタジアムの多くの観衆がウェーブするように有機的に動いていたニューロンが、銃撃事件(シロシビン投与)が起こると無作為に手を振る観客に変わってしまったということである。

彼は、混ざり合った脳活動が神経可塑性の原動力である可能性が高いと考えた。神経可塑性は中枢神経系の損傷後に脳が再構成または再配置する能力を指し、これにより患者が硬直した思考パターンを打破するのに役立つ可能性がある。これは中毒、うつ病、外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療を統合する手がかりになるだろうと付け加えた。

シーゲル博士は「他人になるようなものだ」と述べた。実際に自身の体に投与したドーゼンバッハ博士は「人々は幻覚剤を服用して神を見たと言うが、もし私が宗教家なら『あ、私は宇宙だ』と感じるだろう」と述べ、「位置感覚、時間感覚が完全に消えた」と投薬時を回想した。

ただし、研究チームはこのようなアプローチが依然として危険であるとの警告を付け加えた。

研究チームの精神科医であるジンジャー・ニコル博士の夫は実験に参加し、2回シロシビンを服用した。ニコル博士は「夫はほとんど宗教的な経験をした。2回目の時は悪魔を見たと話した」と述べ、「治療で研究の手がかりを見つけるには数年かかるだろう」と語った。

シロシビンは韓国の麻薬類管理法上では、向精神性医薬品として分類され、流通、所持、使用時には処罰の対象となる可能性がある。海外でもうつ病治療薬として研究されているものの、薬物の過剰使用などは依然として課題として残っている。

etnews
CP-2023-0082@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「走行中の車に氷の塊を投げつけ」...米20代男性、顔にガラス片刺さる重傷!犯人はいまだ逃走中
  • 「ドバイ砂漠に男女の切断遺体...」ロシア人8人が関与!“暗号資産詐欺師夫妻”の悲劇的最期
  • 専門家「今や市場は中国中心」、中国が再エネ覇権を奪取…米欧は主導権争いに戻れるのか
  • 「月で2夜連続の閃光」…112kmクレーター脇を走った白い光、月面観測システムが発した異常警告
  • 【花巻空港が緊急閉鎖】滑走路にクマ出現で1時間20分ストップ…監視カメラが捉えた“横断の瞬間”
  • 出国税3倍、免税“即時還付”も終了へ…訪日4,000万人時代、日本の観光地を守る“最後の一手”は通用するのか

こんな記事も読まれています

  • 「豪華なのにエコ?」エマ・ワトソンの自動車コレクションの中の答え
  • アメリカの名を冠し中国技術を採用 ラム・ダコタの立ち位置はどこに
  • 『パフォーマンス-B STI』、最後のターボBOXERか!?電動化時代に放たれた狼煙
  • 「目的地周辺です」、まだ聞こえるなら旧型ナビの可能性があるかも?
  • 【緊迫】トランプが韓国に承認した“核潜技術”で東アジア激震…日本も中国も一斉に「非常態勢」へ
  • 「プーチンは“第二戦線”に動く!」ゼレンスキー氏が欧州へ緊急警告…EU支援には「決定的に足りない」と痛烈指摘
  • 【奇跡の復活】全身の毛が抜け、骨が浮き出ていた野良犬、飼い主の愛情で“驚きの姿”に大変身!
  • 「アジアを凍りつかせる“怪物”登場」中、第3空母で米海洋覇権に挑戦、台湾有事を現実化させる“新たな脅威”

こんな記事も読まれています

  • 「豪華なのにエコ?」エマ・ワトソンの自動車コレクションの中の答え
  • アメリカの名を冠し中国技術を採用 ラム・ダコタの立ち位置はどこに
  • 『パフォーマンス-B STI』、最後のターボBOXERか!?電動化時代に放たれた狼煙
  • 「目的地周辺です」、まだ聞こえるなら旧型ナビの可能性があるかも?
  • 【緊迫】トランプが韓国に承認した“核潜技術”で東アジア激震…日本も中国も一斉に「非常態勢」へ
  • 「プーチンは“第二戦線”に動く!」ゼレンスキー氏が欧州へ緊急警告…EU支援には「決定的に足りない」と痛烈指摘
  • 【奇跡の復活】全身の毛が抜け、骨が浮き出ていた野良犬、飼い主の愛情で“驚きの姿”に大変身!
  • 「アジアを凍りつかせる“怪物”登場」中、第3空母で米海洋覇権に挑戦、台湾有事を現実化させる“新たな脅威”

おすすめニュース

  • 1
    【NY市場激震】ダウ史上最高vsハイテク急落! 政府閉鎖“解除前夜”に資金が大移動

    ニュース 

  • 2
    【人気急上昇中】TXT、日本3rdアルバム発売10日でゴールドディスク認証達成!年末フェスにも登場

    エンタメ 

  • 3
    「命を絶とうとした瞬間…涙が止まらなかった」数々の議論を巻き起こした歌手が明かす人生で最も後悔した瞬間

    エンタメ 

  • 4
    トランプ、米国から英国へ「口封じ」拡大? BBCに1500億円超の訴訟圧力で“報道封殺”極まる

    ニュース 

  • 5
    「米国、法の枠を超える軍事行動?」カリブ海で異例の戦力集中!“政権転覆”の意図に国際批判も

    ニュース 

話題

  • 1
    「政府閉鎖43日」ついに終止符へ!トランプ‟今夜署名”と明言、民主党を激しく非難

    ニュース 

  • 2
    「ゼレンスキー側近、エネルギー汚職の主犯と指摘!」押収直前に国外逃亡…“ウクライナの英雄”に落ちる暗い影

    ニュース 

  • 3
    「トランプ、まさに“後の祭り”!」韓国人300人を急襲拘束した“ジョージア騒動”に今さら不満…「専門家を追い出すな」

    ニュース 

  • 4
    ハリウッドセレブ キム・カーダシアンの母、整形後の美しさで話題に…家族とセレブが集う華やかな誕生日会

    エンタメ 

  • 5
    友人の彼女に恋心?友情と恋愛の狭間で揺れる男性にアドバイス「友情はもう失ったんだから突き進めば?」

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]