メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

機内の安全はここから!客室乗務員採用で新たに注目される「アームリーチ」とは

梶原圭介 アクセス  

国内の航空会社の新入客室乗務員採用要項を見ると、学歴や年齢、身長などの制限がないと記載されている。客室乗務員といえば整った容姿が連想されるため、身長が低い人も採用されるのか気になるが、結論から言えば「半分当たり、半分外れ」だ。身長は要件にないが、面接や身体検査で「アームリーチ(かかとを上げて腕を伸ばした高さ)」が重視されるためである。

かつて国内航空会社の採用では客室乗務員に身長制限があった。200cmを超える機内の収納棚の開閉や乗客の手荷物の収納を考慮し、乗務員の身長が162cm以上必要とされていた。

しかし、国家人権委員会は2008年、航空会社の乗務員採用における身長制限を差別行為と指摘し、是正を勧告した。アシアナ航空とエアプサンが率先して身長制限を撤廃。その後、大韓航空も客室乗務員の採用で身長条件を除外し、これまで身長が低くて応募すらできなかった志望者に希望が生まれた。

ところが、身長の代わりにアームリーチ規定が導入された。アームリーチとは、かかとを上げて片腕を頭上に最大限伸ばした時の長さを指す。航空会社によると、身長の高低に関わらず、機内収納棚に手が届くかを確認するための基準だという。

航空会社によって差はあるが、通常208~212cmのアームリーチ条件が適用されるとされる。大韓航空、アシアナ航空、ティーウェイ航空、エアプレミアなどはアームリーチをチェックする一方、チェジュ航空やイースター航空などはアームリーチ規定を設けていない。

航空会社が客室乗務員の身長やアームリーチを重視する理由は、客室業務の遂行に際して身長が低いと支障をきたす可能性があるためだ。

離陸前、乗務員はオーバーヘッドビンに荷物が正しく収納されているかを確認し、安全のため棚が確実に閉まっているかチェックする。また、乗客の搭乗前や全員降機後には、オーバーヘッドビンに忘れ物がないか必ず点検しなければならない。時に不審物が放置されることもあり、飛行の安全確保には欠かせない作業だ。

最近では機内収納棚に鏡を取り付け、内部の確認を容易にしている航空会社もあるが、オーバーヘッドビンに手が届かない乗務員では限界がある。

業界関係者は「身長が多少低くてもアームリーチの基準さえクリアすれば、客室乗務員として採用される上で問題はない」とし、「客室乗務員は安全要員として機内オーバーヘッドビンをチェックできる基本的な要件を備える必要があるため、多くの航空会社がアームリーチ基準を完全に無視することは難しいだろう」と述べた。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「妻は性転換を考えていた」知らずに結婚した夫の訴えが認められた
  • 胸を砕いたバーベル落下の瞬間…55歳男性が崩れ落ちた“防犯カメラの数秒間”
  • 10ドルの中古品から30万円!?TikTokを騒がせた“豚の貯金箱事件”
  • 幼児二人がグミ後に意識喪失…搬送先で語られた“原因”とは
  • 韓国でまた観光客死亡事故…“歩行者を次々とはねた惨劇”、運転手は急発進を主張
  • 「元妻と3人で暮らそうと?」25歳年下夫に発砲した60代妻…“三角関係”が招いた末路

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 「妻は性転換を考えていた」知らずに結婚した夫の訴えが認められた
  • 【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡
  • 胸を砕いたバーベル落下の瞬間…55歳男性が崩れ落ちた“防犯カメラの数秒間”
  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 「妻は性転換を考えていた」知らずに結婚した夫の訴えが認められた
  • 【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡
  • 胸を砕いたバーベル落下の瞬間…55歳男性が崩れ落ちた“防犯カメラの数秒間”
  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由

おすすめニュース

  • 1
    トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に

    モビリティー 

  • 2
    クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険

    フォトニュース 

  • 3
    関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走

    フォトニュース 

  • 4
    「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン

    フォトニュース 

  • 5
    トヨタが支配した市場に乱入、80台限定トライトン・サバナの“戦闘宣言”

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「40代から筋力が急落する」老化の連鎖を断つ、たった1分の運動とは

    ライフスタイル 

  • 2
    顔に“月経”を塗る衝撃映像、専門家は“急性感染の恐れ”に強い警鐘

    ニュース 

  • 3
    SNSを使うほど集中力が落ちる、子ども8,300人追跡で見えた危険

    ライフスタイル 

  • 4
    「誰にも気づかれずに殺される」...冷戦時代の暗殺者たちが実際に使用した、音なき“暗殺兵器”!

    フォトニュース 

  • 5
    SNSが生んだ“いかれた育児”…「いいね」欲しさに生きた息子を真空パック、掃除機で吸引し公憤拡大

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]