
アメリカのあるベーカリーが従業員の健康を考慮し、強い香水をつけた顧客にはドライブスルーの利用を求めたという話がオンライン上で話題となった。
29日(現地時間)、海外メディア「トゥデイ」によると、ニュージャージー州・ブリッジトンにある「Century Bakery」は、4月16日にFacebookアカウントを通じて、香りの強い香水をつけた顧客にドライブスルーサービスの利用を呼び掛けた。
ベーカリー側はこの投稿で「当店の多くのレジ係が喘息を患っており、このような時期は花粉が多いため特に辛い状況だ。既に気道が刺激されている状態で強い香りを嗅ぐと、呼吸がさらに困難になる可能性がある」と説明した。
さらに「このような強い香りは、顧客が帰った後も店内に長く残り、従業員に咳や不快感を引き起こす可能性があることを理解してほしい。配慮に感謝する」と付け加えた。
Century Bakeryは、この投稿が公式の方針ではなく推奨事項であることを強調した。同店は「トゥデイ」とのインタビューに対し「周りの人々への配慮を求める趣旨で投稿したもので、香水をつけて来店したからといって顧客を追い返すことはない」と釈明した。
この投稿を目にしたネットユーザーの大半は好意的な反応を示した。「家族が重度の喘息持ちなので、こうした配慮に本当に感謝している」、「顧客として、このベーカリーにより信頼が持てる」、「ベーカリーでは香水の匂いよりパンの香りだけを楽しみたい」といったコメントが寄せられた。