コロンビアで絶滅危惧種のサルの赤ちゃん6匹を密輸しようとした外国人カップルが逮捕された。

デイリー・メールの報道によると、現地時間6日、コロンビアの空港で一組のカップルが保安検査中に警察の取り締まりを受けた。
調べによると、この2人は下着の間に布製の袋を隠し、生後2か月未満の赤ちゃんザル6匹の密輸を計画していた。うち2匹がシロガオサキ、残り4匹がワタボウシマリンで、いずれも絶滅危惧種だ。
発見当時、6匹のうち2匹はすでに死亡し、残りの4匹も脱水症状や栄養失調、虐待の痕跡が見つかった。
コロンビアの環境保護団体コルナーレはこの事件を強く非難し、サルたちが深刻なストレスと身体的損傷を受けたことを発表した。
2人の国籍はまだ明らかにされておらず、動物虐待および資源搾取の容疑で刑事起訴された。

このような野生動物の密輸事件は、コロンビアだけでなく他の南米諸国でも頻発している。昨年ペルーでは、韓国人の男がリマのホルヘ・チャベス国際空港でタランチュラ320匹、ムカデ110匹、サシハリアリ9匹を体に巻いて出国しようとして逮捕された。
男はフランス経由で韓国へ帰国する計画だった。空港の保安要員が男の腹部が異常に膨らんでいることに気が付き、男のシャツをめくると、腹部にベルト型バッグを2つ巻いており、その中には小さなビニール袋とプラスチック容器に入れられた数百匹の野生動物が発見されたという。