メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

地球に「オス2匹」だけ生存…絶滅寸前の巨大スッポンに懸賞金200万円、「最後の生存個体」を探せ!

梶原圭介 アクセス  

地球上で最も深刻な絶滅の危機に瀕している動物がいる。

引用:Asian Turtle Program
引用:Asian Turtle Program

その名も「シャンハイハナスッポン」である。

シャンハイハナスッポンは現在、事実上機能的絶滅状態にある。最大体長1.5m、体重90kg以上に成長するこのスッポンは、かつて中国の長江やベトナム北部の河川や湖沼に生息していたが、現在は公式に2匹のみが確認されている。しかも、その2匹は両方オスである。

シャンハイハナスッポンは、豚のような幅広い口と柔らかく平らな甲羅が特徴だ。魚、カニ、貝、水草、カエルなどを食べ、主に深い水中で隠遁生活を送る。繁殖力も高く、一度に20〜80個以上の卵を産むことができるが、現在はメスの不在により繁殖そのものが不可能な状況に陥っている。

絶滅危機の主な要因は、生息地の破壊、環境汚染、違法捕獲である。工業や居住地からの排水、ゴミ、砂利採取などにより生息地が汚染され消失した。さらに、食用や伝統医学の原料として違法に捕獲されたことで個体数が激減。最大の問題は繁殖に失敗したことである。残っていたメスが自然繁殖や人工授精の試みの中で全て死亡してしまったのである。

引用:Asian Turtle Program
引用:Asian Turtle Program

2023年、最後のメスがベトナム・ハノイのホアンキエム湖で死亡しているのが発見され、現在公式に確認されている個体は中国の蘇州動物園とベトナム・ハノイの湖にそれぞれ1匹ずつのみとなっている。両方ともオスであるため、自然繁殖の可能性は事実上ゼロだ。科学者たちは未発見の個体が存在する可能性にわずかな希望を託しているが、現実的に絶滅を回避するのは極めて困難な状況だ。

シャンハイハナスッポンは、人間の開発や無秩序な乱獲、環境汚染などにより危機に瀕している代表的な種で、現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも「極めて危険(CR, Critically Endangered)」に分類されている。これは事実上、地球上から姿を消す寸前の状態にあることを意味する。

このような危機的状況の中、最近中国では最後の個体を探す取り組みが始まった。今月初め、ある非営利団体「絶滅危惧種基金」が「最後のシャンハイハナスッポンを探せ」キャンペーンを開始した。生きている個体の発見者には10万元(約201万5,508円)の報奨金を支給すると発表したのだ。この団体はWeChat、Weibo、REDなど様々なプラットフォームで告知を行い、写真や動画などの発見証拠の提出後、専門家の鑑定を経て報奨金を支給すると付け加えた。

中国国内でシャンハイハナスッポンは、すでに国家一級保護動物に指定されており、今回の報奨制度は絶滅危惧種の保全に向けた市民参加を促す新たな試みとして評価されている。地球上にわずか2匹しか残っていないシャンハイハナスッポン。人間の活動によって絶滅の危機に瀕したこの希少な動物が果たして生き残ることができるのか、世界中の注目が集まっている。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「スリルが欲しかった」...羽田空港で“保安検査員”が現金窃盗!犯行70件、窃盗総額150万円超の衝撃
  • 「下着脱いでくれたら、シャンパン1本無料」...ベルギーのバー、“女性差別”で批判殺到!イベントは即中止に
  • 「日本を崇拝してるのか、裏切り者!」中国名門大学が失態?“白椅子+赤丸”で日本国旗連想、SNS大炎上!
  • 「驚異の発電能力!」塩分を含む氷、曲げるだけで電気が1,000倍に増幅、“地球外惑星”にも応用期待
  • 【権力の悪用】飲酒運転女性脅し“関係強要”の警官、処分は「150時間社会奉仕」のみで批判噴出!
  • 「4500万円を一度の放尿で」中国の有名火鍋店スープに悪ふざけした17歳少年たち、“取り返しのつかない代償”

こんな記事も読まれています

  • 【ドイツ発】三輪EV「XYTE One」公開…“バイクとクルマを合体”した新都市モビリティ
  • 【公式公開】広汽トヨタ「bZ7」、全長5.1mの巨艦EVセダンにファーウェイ×シャオミ初統合!
  • 日産、新型「シルフィ」を公開…米国では「セントラ」として2万ドル台から販売へ
  • レクサスES米国生産に幕…次期モデルは日本から輸出、トヨタは電動SUVへシフト
  • 「スリルが欲しかった」…羽田空港で“保安検査員”が現金窃盗!犯行70件、窃盗総額150万円超の衝撃
  • 「おい、ここは俺の場所だぞ…」力強い妹に押さえ込まれた兄猫の“くやしい顔”が忘れられない
  • 【危険な賭け】ロシア軍が“鉱床制圧”も…米政府、ウクライナ「鉱物開発基金」に約110億円投資強行!
  • 怖いもの知らずでトランポリンに挑んだ野生グマ、その“切なくも愛らしい結末”とは?

こんな記事も読まれています

  • 【ドイツ発】三輪EV「XYTE One」公開…“バイクとクルマを合体”した新都市モビリティ
  • 【公式公開】広汽トヨタ「bZ7」、全長5.1mの巨艦EVセダンにファーウェイ×シャオミ初統合!
  • 日産、新型「シルフィ」を公開…米国では「セントラ」として2万ドル台から販売へ
  • レクサスES米国生産に幕…次期モデルは日本から輸出、トヨタは電動SUVへシフト
  • 「スリルが欲しかった」…羽田空港で“保安検査員”が現金窃盗!犯行70件、窃盗総額150万円超の衝撃
  • 「おい、ここは俺の場所だぞ…」力強い妹に押さえ込まれた兄猫の“くやしい顔”が忘れられない
  • 【危険な賭け】ロシア軍が“鉱床制圧”も…米政府、ウクライナ「鉱物開発基金」に約110億円投資強行!
  • 怖いもの知らずでトランポリンに挑んだ野生グマ、その“切なくも愛らしい結末”とは?

おすすめニュース

  • 1
    【防衛革命】世界初の実艦配備に成功!米国すら断念した「レールガン」実用化で防衛パラダイムが一変

    フォトニュース 

  • 2
    【戦慄】露、ウクライナの子ども数万人を210カ所以上で強制収容…軍事訓練も発覚

    ニュース 

  • 3
    「731部隊の生体実験」扱った中国映画公開...反日世論煽る動きに“日本人襲撃事件”再発懸念

    ニュース 

  • 4
    「地獄の夜」イスラエルがガザ市に地上軍を電撃投入…37回の大規模空爆と戦車攻撃で少なくとも40人死亡

    ニュース 

  • 5
    NATO国境付近で戦車・戦闘機・ドローン総動員!ロシアとベラルーシ、「戦争シミュレーション」演習か

    ニュース 

話題

  • 1
    「ロシアの装備不足か?」MiG-29にケーブルタイでドローン固定、世界で嘲笑の嵐

    フォトニュース 

  • 2
    「米国の関税×中国の供給制限×国際需要増」でアルミ価格が高騰!来年末まで在庫不足が続く見通し

    ニュース 

  • 3
    「来るなと警告しただろう!」中国海警、フィリピン船に“水砲攻撃”、南シナ海で緊張激化

    ニュース 

  • 4
    中国海警、南シナ海スカボロー礁でフィリピン船に放水砲…ガラス粉々に砕け乗員1人負傷

    ニュース 

  • 5
    ホワイトハウスの影響力が強すぎる?新理事就任でFOMCが揺れる理由

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]