
ブラジルで2歳の息子が誤って発砲し、20代の母親が命を落とす事件が発生した。
16日(現地時間)、ブラジルメディア『G1』と『フォーリャ・デ・サンパウロ』によると、現地警察は中西部マットグロッソ州で起きた銃器による死亡事故に関連し、銃の所有者で被害者の夫に対する捜査を進めていると報じた。
メディアによると、事件当時夫婦は自宅の庭で会話をしていた。2歳の息子も一緒におり、テーブルの上には9mm口径の拳銃が置かれていた。
両親が一瞬目を離した隙に、子どもの手が拳銃に伸び、夫婦の方を向き、椅子に座っていた母親に発砲した。
母親は撃たれた後、しばらく意識があるかのようによろめいた。しかし、すぐに倒れ、近くの病院に搬送されたが、治療の甲斐なく死亡した。
G1は「被害者の夫は合法的に銃を購入し登録していた」とし、「2023年に再び販売が制限されたが、それ以前に銃器を所持していた人は引き続き保持できる」と説明した。
警察は子どもが誤って銃弾を発射したとみて、子どもの父親で被害者の夫に対し、過失致死および銃器保管の注意義務違反などの容疑で捜査を進めている。
これに対し、ネット上では「銃のような危険物を子どもの手の届くところに置くなんて」「父親の過失は明らか」「この子は自分が母親を殺してしまったと知ったらどれほど悲しむだろうか」などの反応が寄せられた。