メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【常識崩壊】「氷の惑星」は存在しなかった…天王星と海王星の正体、スイス研究が暴く!

有馬侑之介 アクセス  

スイス・チューリッヒ大学の研究チームの研究結果によると、長年にわたり「氷の惑星」とみなされてきた天王星と海王星だが、実際にはガスと氷で構成された惑星とは異なる可能性がある研究結果が発表された。

科学専門メディア『ライブサイエンス』は、国際学術誌『Astronomy and Astrophysics』に掲載が承認されたプレプリント論文を引用し、この内容を報じた。

 引用:NASA
 引用:NASA

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた天王星(左)と海王星の合成画像(引用:NASA, ESA)

これまで、天文学者たちは天王星と海王星を「小さな岩石核を中心に厚い氷のマントルが覆う氷の惑星」と考えてきた。しかし、スイス・チューリッヒ大学の研究チームは「これらの惑星の内部で何が起こっているのか、ほとんど解明されていない」と指摘し、むしろ「岩石惑星」と呼ぶ方が適切だと述べている

最大の課題は、これらの惑星を直接探査したデータが極めて限られている点にある。

木星と土星は「カッシーニ」や「ジュノー」といった専用探査機によって研究されてきたのに対し、天王星と海王星は30年以上前の「ボイジャー2号」の接近飛行以来、直接探査が行われていない。

そのため、科学者たちは磁場や大気組成、衛星の軌道変化といった間接的な観測データから内部構造を推定せざるを得ない状況にある。

数十年にわたり、太陽系形成モデルは太陽系外縁部が水やアンモニアの氷などの分子で構成されていると説明してきた。これにより、天王星と海王星は「氷の巨人」と呼ばれるようになった。

 引用:NASA
 引用:NASA

今回の研究で、チューリッヒ大学のチームは従来の仮説や前提にとらわれず、天王星と海王星の内部構成を無作為に生成した多数のモデルを作成した。

その後、これらのモデルを実際の観測データと照合し、一致するすべてのケースをデータベース化した。

その結果、両惑星とも水素とヘリウムの割合が25%未満であることが判明し、これは既存の太陽系形成モデルの予測および惑星の密度と整合していることが確認された。

一方で、天王星と海王星の内部が実際にどのような状態にあるのかは、依然として完全には解明されていない。

例えば、天王星の岩石対水の比率は0.04(ほぼ全て水)から3.92(大部分岩石)まで幅広く分布しており、海王星についても岩石より最大5倍多い水が存在する可能性がある一方、水よりも2倍多い岩石が存在する可能性もあるとされる。

この結果が正しければ、「氷の惑星」という呼称はもはや適切ではない可能性がある。

惑星の質量の大半が岩石成分で構成されている可能性があり、木星や土星よりもはるかに小さい天王星と海王星が、むしろより多くの岩石物質を含んでいる可能性もある。

これは既存の太陽系形成モデルに対する挑戦を示している。

もしこれらの惑星が十分な岩石物質を集めることができたのであれば、なぜこれほど多くの岩石が太陽系の外縁部まで移動したのかを説明する必要がある。

この謎を解明するためには、天王星や海王星専用の探査機を打ち上げ、直接調査を行う必要があると同メディアは伝えている。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「韓国人が背後?」日有名フェミXアカウントの位置表示が波紋
  • 「アイドルデビュー話の裏」韓国で10歳女児に不適切な要求
  • 「医療への裏切り」薬物で抵抗不能にし性的暴行か、60代院長再逮捕
  • 「待ってくれ!」滑走路に侵入、乗り遅れた機体を追跡した男たち
  • 「両方で16kg!」日常生活も育児も困難...英国女性、ついに“縮小手術”のための募金開始
  • 「改造車両で移動中に不適切動画を撮影」…半日で1057人と“行為”していた女性を逮捕

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 「韓国潜水艦、バルト海では通用せず!」リチウム電池・SLBMもスウェーデン“A26”に惨敗
  • 「射程1万3,000km、マッハ20超」…米国、次世代ICBM“センチネル”始動!地上核戦力で中露を圧倒へ
  • 「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”
  • 交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 「韓国潜水艦、バルト海では通用せず!」リチウム電池・SLBMもスウェーデン“A26”に惨敗
  • 「射程1万3,000km、マッハ20超」…米国、次世代ICBM“センチネル”始動!地上核戦力で中露を圧倒へ
  • 「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”
  • 交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

おすすめニュース

  • 1
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 2
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 3
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 4
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 5
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 2
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

  • 3
    「まだAIだと思ってる?」人気俳優イ・イギョンの暴露者が新たな投稿、DM動画公開で波紋拡大

    エンタメ 

  • 4
    純白ドレスが話題に…大人気バンドQWER・チョダン、受賞の感動と母の誕生日を重ねた近況ショット公開

    エンタメ 

  • 5
    44歳で第2子に挑戦…流産・移植を経たタレントが語るリアル妊娠事情 豊胸手術も考えた?

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]