
米国の大規模医療機関でシステム障害が発生し、患者約500人に誤って死亡通知が送信される異例の事態が発生した。
4日(現地時間)、複数の海外メディアによると、米メイン州とニューハンプシャー州で医療事業を展開する大規模非営利医療機関『メインヘルス』がシステム障害を起こした。
同機関は10月20日、管轄地域の病院患者531人に対し、哀悼の意を示し遺産整理手続きに関する書簡を誤って郵送した。
メインヘルス側は、内部システムの不具合により遺産関連書簡が誤って生成・送信されたと説明した。
該当患者は医療記録上で死亡処理されてはおらず、問題はすでに解決したと釈明した。
また、メインヘルスは対象となった全患者に公式な謝罪文を送付したと明らかにした。
メインヘルスから誤送信された書簡を受け取った一部の患者は、強い衝撃を受けたという。
ある女性は現地メディアの取材に対し、「手紙を開封し、自分が死亡したと記されているのを見て驚いた。自分の死亡が公式記録に登録されたのではないかと恐怖を感じた」と語った。
大規模医療機関が患者に誤って死亡を通知する事例はこれまでも報告されている。
2021年1月には、米アイダホ州の医療機関『セント・アルフォンサス』がサイバー攻撃を受け、一部の患者に死亡通知が誤送信されたと伝えられている。














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