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中国で着用後の悪意返品が“爆発”、写真だけ撮って返す新手口がトレンド化

有馬侑之介 アクセス  

引用:SNS
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中国の電子商取引市場において、一部の消費者が「購入後7日間無条件返金」制度を悪用し、服を着用した後に返品する事例が急増している。これを受け、オンライン販売業者は特段の措置を打ち出しており、衣類の背面にA4サイズの大型プラスチックラベルを付けたり、ファスナーに南京錠をかけるなど、着用は可能でも外出や撮影を事実上不可能にする方法まで登場している。

24日(現地時間)、中国の『中華網』と『光明網』は、「着用後に悪意を持って返品する消費者が増加し、販売者が大きな被害を受けている」とし、このような現状を報じた。特に中国最大のショッピングイベントである「11・11(双十一)」前後には、多数のオンラインモールが大型ラベルやロック装置が取り付けられた衣類を販売したと伝えられている。

「香水の匂いや汚れを付けて返品」…返品率は75%まで急騰

引用:SNS
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ある衣料販売者であるシャオマ氏は、SNSで「購入した服を着て外出したり、証拠写真を撮影した後に返品する消費者があまりにも多い」とし、「香水の匂い、化粧品の汚れ、伸びなどで再販売が困難になる」と訴えた。同氏は「当初は小さなプラスチック製の南京錠を付けていたが、一部の消費者は写真をアップする際に南京錠だけをフォトショップで消すこともあった」と明かした。この業者の返品率は60%、一部プラットフォームでは90%を超えることもあるという。

別の販売者であるシェン氏は、「500元(約1万1千円)の服を着て返品してくるが、袖が汚れて廃棄せざるを得ないレベルである」と述べ、「硬いラベルを外して着用し、再度付け直して返品する人もいる」と語った。一部の販売者は、暗証番号式の南京錠を付け、購入確定後にのみ暗証番号を知らせる方式を導入したとされる。

『光明網』は「女性衣料の返品率が50~60%、男性衣料は30~40%が一般的であったが、2025年には平均返品率が10ポイント以上急騰し、一部業者では75%に達している」と指摘した。2019年まで30%を超えることはなかった点を考慮すると、爆発的な増加と言える。

さらにSNSでは、ラベルを損傷なく外す方法や撮影後に返品する裏技が共有されるなど、「無料クローゼット」のように利用する消費行動が拡散していると批判した。

返品1件につき20~32元のコスト発生…「結局、すべての消費者が被害者」

業界では、悪質な返品は販売者だけの問題ではないと指摘している。

中国国際電子商取引センターによれば、返品1件につき20~32元(約439~702円)の費用が発生する。ここには送料、梱包費、減価償却費、検収・再梱包費、人件費などが含まれる。

結局、この費用は商品の値上げにつながり、それが消費者に転嫁され、「価格上昇 → コスパ低下 → 返品増加」という悪循環が繰り返されているという。

「大型ラベルや南京錠は一時的措置…まず信頼回復が必要」

リ・ミンタオ中国国際電子商取引センター専門家は、「大型ラベルや南京錠は短期的対応にすぎず、根本的な解決策ではない」と指摘した。同氏は「返品された服が再び流通すると次の消費者の信頼が低下し、市場の悪循環が加速するだけだ」と述べた。

続けて「電子商取引は本質的に『信頼の経済』だ」とし、▲消費者信用グレード制度の補完▲正常な返品と「無料着用」を区別する分類基準の整備▲サイズ推薦アルゴリズム・商品情報の透明性強化などの必要性を強調した。

『光明網』も、「利便性が極大化されたオンラインショッピング時代において、『信用』がエコシステムの持続性を決定する核心要素だ」とし、「悪質返品を減らすためには、プラットフォーム・販売者・消費者間の信頼回復が急務だ」と指摘した。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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