
てんかんを患う30代の英国人女性が、旅行中にシャワーを浴びている際に発作を起こし、全身に火傷を負った後、18か月間リハビリ用の補助器具に頼らざるを得なかった話が伝えられた。
24日(現地時間)イギリスの『ザ・サン』は次のように報じた。ロンドンのチングフォード出身のアニー・ペレス氏(38)は15歳の時にてんかんと診断された。事故は2022年6月、ペレス氏が好きなバンドのコンサートを見るためイタリアのサルデーニャを訪れた際、ホテルの浴室で起きた。 シャワー中に突然の発作で倒れ、熱湯に長時間さらされたのが原因だった。ペレス氏は「てんかん患者なので、緊急時に備えて浴室のドアを閉めない」と述べた。
同じ宿に滞在していた友人らが浴室の外に水が漏れているのを発見し、すぐに通報。ペレス氏はヘリコプターで病院に緊急搬送された。 事故から2日後に意識を取り戻したペレス氏は、当時の状況を全く覚えていなかったと伝えられている。「病院で目覚めると、両足と左腕に厚い白い包帯が巻かれていた」と語り、「ずっとベッドに横たわっていたので、痛みは感じず、医師が処方した鎮痛剤を服用し続けていた」と振り返った。
ペレス氏は左腕と両足など体の11%に重度の火傷を負っていた。イタリアの病院で3週間治療を受けた後、ロンドンの『チェルシー・ウェストミンスター病院』に移され、2か月間入院治療を続けた。 事故以降18か月間、車椅子と歩行補助具、杖に頼って生活せざるを得なかった状況だ。 ペレス氏は「足首の神経がかなり損傷し、じっと立っているとしびれたり、針で刺されるような感覚がする」としながらも、「左足が最も大きな影響を受けた。右足は回復している。回復の過程だと思う」と語った。 現在も神経損傷による痛みを抱えており、レーザー治療、理学療法、水中治療などのリハビリを受けている状況だ。













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