
ブラジルで、50代の男性がジムでトレーニング中にバーベルが胸の上に落下する事故に遭い死亡したことが明らかになった。
6日(現地時間)ニューヨーク・ポストやデイリー・メールなどの海外メディアによると、去る1日、ブラジル北東部オリンダのジムでバーベルプレスをしていたロナルド・モンテネグロ氏(55)は、バーベルを持ち上げる最中に手を滑らせ、バーベルが胸部に直撃する事故に遭ったという。
防犯カメラ(CCTV)の映像には、事故直後、ジムのスタッフや利用者がすぐに駆け寄り救助にあたる様子が捉えられていた。モンテネグロ氏は衝撃直後にバーベルをかろうじて押しのけたものの、体を支えることができず、ふらつきながらそのまま床に倒れ込んだ。
モンテネグロ氏は近くの医療センターに緊急搬送されたが、胸部損傷により死亡したと伝えられた。
ジム側はソーシャルメディア(SNS)を通じて「事故発生時、スタッフが即座に救助にあたり、すぐに医療専門家の助けを求めた。あらゆる努力を尽くしたにもかかわらず、このような結果となり、深い悲しみに包まれている。できる限り遺族を支援していくつもりである」とコメントした。

事件の捜査に着手した警察は、事故と結論づけた。
モンテネグロ氏はオリンダの地域博物館の館長で、地元の祭りの伝統を守るため尽力してきた重要人物として知られている。
同博物館側は「私たちは指導者だけでなく、友人であり創作者であり、大衆文化の守護者であり、巨大人形劇の伝統を継承するうえで最も大きな役割を果たした人物を失った」と悼み、「彼の献身、ビジョン、祭りへの深い愛は、今後も世代を超えて影響を与え続けるだろう」と追悼した。
また匿名の親族は、現地メディアとのインタビューを通じて、モンテネグロ氏が健康維持のため定期的にジムに通っていたと明らかにした。
その上で「あれは本来、トレーナーが必要な運動である。たとえ会員がやり方を知っていたとしても、一人でやらせてはいけないのではないか」と主張した。













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