
フィンランドのプロサッカー名門クラブFC ハカのホームスタジアムが火災で全焼する事件が発生した。
12日(現地時刻)フィンランド公営メディアのイーレ(Yle)によれば、7日午後8時頃、フィンランドのピルカンマー地域ヴァルケアコスキに位置するFC ハカのホームスタジアム「テフターン・ケンッタ(Tehtaan Kenttä)」で火災が発生した。この火災により木造のスタンドが全焼し、炎が人工芝のグラウンドまで燃え広がり、スタジアム全体が使用不可能な状態となった。
FCハカはヴァルケアコスキを本拠地とするフィンランドの伝統的な名門クラブだ。1934年に開場したテフターン・ケンッタは約3,500人を収容できるスタジアムで、わずか3週間前まで選手団の練習が行われていたと伝えられた。
クラブ側は公式声明を通じて「悲劇的な事件で選手団とファンの皆が大きなショックを受けた」とし、「幸い人的被害はなく、消防当局と関係者たちの迅速な対応のおかげで近隣の他の建物への延焼は防ぐことができた」と明らかにした。
ただし「ホームスタジアムの使用が不可能になり、今後のクラブ運営とシーズン準備に支障が避けられない」と付け加えた。
FCハカは先月、フィンランド1部リーグのヴェイッカウスリーガ(Veikkausliiga)から降格する痛手を経験した。警察は今回の火災が単純な事故なのか、降格と関連した犯罪行為なのかを含め、正確な火災原因を調査中であり、放火の可能性に重点を置いていると明らかにした。













コメント0