
かつて「今年の教師」に選出された米国の教諭が、生徒の頭部や腹部を繰り返し殴打した容疑で起訴されたことが分かった。
12月15日(現地時間)、「ニューヨーク・ポスト」は、米ジョージア州コニアス中学校の教諭メルビン・マクレイン被告が、他の生徒が見守る中で13歳の男子生徒の頭部や腹部を20回以上殴った容疑で、2日に逮捕されたと報じた。
ロックデール郡保安官事務所によると、マクレイン被告は教室にいた生徒のうち2人を除く全員を外に出した後、1人の男子生徒に対して頭部や腹部を20回以上殴り、その様子を別の生徒1人に見せつけていたという。同被告は2日、ロックデール郡公立学校教育委員会の建物内で逮捕された。
警察の調査に対し、同被告は生徒たちと日常的に「冗談」を交わしていたと供述している。しかし、被害生徒側のキアナ・シェノ弁護士はこの主張に強く反発し、同被告が主張する行為は冗談の域を超えた明らかな暴行および傷害に該当すると強調した。
被害生徒の母親は、教室内の防犯カメラ映像を直接確認した際、体格の大きな成人男性が息子を容赦なく殴打する場面を目の当たりにしたと語っている。母親の説明によると、マクレイン被告は息子の首を掴んで他の生徒全員に退室を命じた後、扉が閉まるやいなや息子の胸部を殴り続け、大声で怒鳴り散らしていたという。
さらに、映像を直接確認するまでは、自身の子供にこのような事態が起こるとは想像もできなかったと付け加えた。母親は法的措置を講じる意向を明らかにしているが、教育区を提訴するのか、あるいはマクレイン被告個人を対象とするのかについては、現時点で確定していない。
学校側は声明を通じて、当該の暴行事件以降、マクレイン被告の教室への復帰を禁止したと発表した。ロックデール郡公立学校側も、同被告を職務から外した状態で事実関係を調査していると明らかにしている。
メルビン・マクレイン被告は、単純暴行の容疑および3件の児童虐待容疑で起訴され、勾留記録によると4日に保釈されている。同被告は2021年にコニアス中学校で「今年の教師」に選ばれた経歴を持つ人物として知られており、今回の事件は地域社会に大きな波紋を広げている。













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