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「住所も知らなかったが…」宿に困る中国人観光客への親切、4年後“マスク300枚”で返ってきた

有馬侑之介 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

日本旅行中に道に迷った中国人観光客と、その手助けをした日本人男性との交流が、バラエティー番組で取り上げられ、改めて関心を集めている。

12月18日、香港メディアの「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」は、2016年に中国の銀川市に住む謝暁静(ジー・シャオジン)氏が、岐阜県高山市を一人で旅行していた際、年末の繁忙期の影響で宿泊先を確保できず、困難に直面した経緯を報じた。

高山市内でキャリーケースを引きながら途方に暮れていた謝氏に対し、最初に声を掛けたのは、高山市在住の平澤義則氏である。

平澤氏は、見知らぬ外国人観光客であった謝氏に、英語で自宅に一晩宿泊するよう提案した。短時間のやり取りであったが、二人は会話を交わし、翌日には数枚の記念写真を撮影して別れた経緯がある。その後、連絡は自然に途絶えていたという。

しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行下で、二人の関係に変化が生じたとのことである。当時、深刻なマスク不足に直面していた平澤氏のもとに、中国から一通の小包が届いた。

小包の中には、謝氏の手紙とマスク300枚、そして以前二人が一緒に撮影した写真が同封されていた。

謝氏は平澤氏の正確な住所を把握していなかったが、過去の会話で記憶していた近隣の神社を手掛かりに、写真を添えて送付したという。

平澤氏は現地メディアの取材に対し、多大なる驚きと感謝の意を表明した。また、受け取ったマスクの半分を地域の神社に寄付したとしている。

この逸話が拡散されると、両国のインターネットユーザーから二人の関係を称賛する声が相次いだ。日本のユーザーは、二人の友情は世界を変えるほど大きなものではないかもしれないが、人々に温もりを与える力があると述べ、中国のユーザーは、一般市民による親切は言語や国境を越えて通じ合うものであると言及した。

二人は現在も、オンラインを通じて交流を継続していると伝えられている。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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