
30代のインフルエンサー夫婦が高級サウナ施設を利用中、火災により2人そろって死亡するという痛ましい事故が発生した。
「TBS」の報道によると、15日、東京都内のプライベートサウナにおいて火災が発生した。屋外に設置された煙感知器が作動したことを受け、従業員が通報し、駆け付けた消防隊が消火活動にあたった。
現場では、全裸の状態の松田政也氏と妻の松田陽子氏が、サウナ室の出入口付近で抱き合うような姿勢で発見された。二人は直ちに病院へ搬送されたが、いずれも死亡が確認されたということである。肩や背中には軽度のやけどの痕が見られ、松田氏の手には出血や皮下出血が確認された。警察は、脱出を試みる過程で負った傷であるとみている。
火災は、サウナ室内の暖房装置の上に置かれていたタオルに引火したことが原因であるとみられている。この際、出入口のドアノブが故障し、二人が室内に閉じ込められた可能性が指摘されている。
さらに、サウナ室とフロントをつなぐ非常呼び出しボタンの電源が切られていたことも判明した。警察の調べに対し、運営会社の従業員は「2023年ごろから当該ボタンの電源を入れていなかった」と供述しているとされ、波紋が広がっているのが現状である。
事故が起きたサウナは、利用料金が6万円から39万円にのぼる高級施設として知られていた。
警察は今回の事故について、サウナ運営会社に対する業務上過失致死罪の適用を視野に入れ、捜査を拡大している。運営会社はすでに公式声明を発表し、現在は営業を停止しているということだ。













コメント0