
銃器は不発、警備員が容疑者を制止
米オハイオ州のウォルマートで万引きの疑いで身柄を確保され、店舗の警備室に連行された20代の男が、出動した警察官の警戒が逸れた隙を突き、警官の頭部に向けて発砲する事件が発生した。幸いにも銃器は不発に終わり、男は殺人未遂の疑いで起訴された。
「フォックス・ニュース」の報道によると、20日(現地時間)午後1時45分ごろ、地元警察はアトランティック・ブルバード北東に位置するウォルマートで万引きの疑いがあるとの通報を受け、現場に出動した。
当時、万引きの疑いでカテリナ・ジェフリー(23)とともに店舗の警備室に拘束されていたシェーン・ニューマン(21)は、警察官が一瞬背を向けた隙に、衣服の中から銃器を取り出し、警官の頭部に向けて引き金を引いたとのことである。
しかし、銃器は不発に終わった。この様子を目撃した同店の警備担当者であるコンラッド・ピエロ氏がニューマンを即座に取り押さえ、再び発砲できないよう制止した。事態を察知した警察官も直ちに加勢し、ニューマンを地面に押さえつけて逮捕したとのことである。
ウォルマートの資産保護運営コーチを務めるジェシー・カーペンター氏は声明において、「顧客および従業員の安全は常に最優先事項である」とした上で、「店舗内のすべての人の安全を守るために勇猛な対応を見せた警備員を誇りに思う。警察の捜査には引き続き全面的に協力する」と述べている。
ニューマンは現在、殺人未遂、警察官への暴行、強盗、麻薬所持、銃器所持禁止違反などの罪で起訴されている。また、ニューマンとともに拘束されたジェフリーは、強盗の共犯容疑で起訴されたとのことである。













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