
米国内の軍事施設付近で軍用機を無断撮影したとして、中国人留学生の男(21)が起訴されたことが22日、明らかになった。香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが報じた。
ニューヨーク東部地区連邦地裁に提出された起訴状によると、被告は制限区域である国防施設を無断で撮影した罪に問われている。被告は7日、ニューヨークの空港から出国しようとした際に逮捕された。
捜査当局の発表によると、被告は先月、ワシントン州から米国に入国し、その後サウスダコタ州のエルズワース空軍基地、さらにネブラスカ州のオファット空軍基地を訪問した。オファット基地では、国家空中作戦センターの役割を担う「E-4B ナイトウォッチ」など、複数の航空機を撮影したとされる。同基地には米戦略軍が配備されており、軍事上の重要拠点となっている。
目撃者の証言や当局の調べでは、被告は望遠レンズ付きカメラを所持し、航空機の飛行経路や撮影地点を案内するウェブサイトを利用していた。被告は捜査に対し、撮影行為自体は認めたものの「個人的な目的だった」と供述している。供述書によれば、被告は以前、同行者から軍事施設の撮影に関する警告を受けていたことも判明した。
近年、米国内では軍事施設周辺で中国国籍の人物による無断撮影事案が複数確認されている。2023年にはミシガン州で中国人グループが摘発されたほか、2020年にはフロリダ州の海軍基地で撮影を行った留学生に実刑判決が言い渡されるなどの事例がある。米当局は軍事機密の保護という観点から、同様の行為に対する警戒を強めている。













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