メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「2nm技術を撮影流出」TSMC元社員に最長10年、台湾が産業スパイに鉄槌

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

世界最大の半導体受託製造企業(ファウンドリ)であるTSMCの先端2ナノ(nm)プロセス技術の流出事件に関与した被告らに対し、最長10年の実刑が言い渡された。台湾の司法当局が国家の重要技術の流出に対して厳しい姿勢を示したと評価されている。

27日(現地時間)、フォーカス台湾やブルームバーグなどは、台湾の知的財産及び商業裁判所が国家保安法上の「国家重要技術に関する営業秘密の海外利用」容疑などで起訴されたTSMC元社員の陳立明氏に対し、懲役10年の実刑判決を言い渡したと報じた。

検察は以前、陳氏がTSMC退職後に半導体製造装置大手、東京エレクトロンの台湾法人に転職し、TSMC在職中のエンジニアらから2ナノプロセス関連の技術図面や資料を受け取ったとして、懲役14年を求刑していた。

陳氏と共に起訴された関係者らも有罪が認められた。現職のTSMCエンジニアである呉品駿氏と倪平氏はそれぞれ懲役3年と懲役2年の実刑、もう一人のエンジニアである陳維傑氏は営業秘密漏洩容疑で懲役6年の判決を受けた。東京エレクトロンの社員である呂穎氏には、懲役10か月、執行猶予3年が言い渡されている。

裁判所は法人の責任も認め、東京エレクトロンの台湾支社に対し1億5,000万台湾ドル(約7億円)の罰金を科したほか、TSMCへ1億台湾ドル(約4億7,000万円)の賠償を命じた。あわせて公共基金への納付命令も下されている。

検察によると、陳氏は過去にTSMCの「Fab 12」歩留まり部門で勤務した後、東京エレクトロンに移籍した。その後、2023年下半期から2024年上半期にかけて、同社がTSMCの次世代プロセス装置供給網に参入できるよう、現職のエンジニアらに接触していたことが調査で明らかになった。

陳氏は呉氏や倪氏らに対し、主要技術と営業秘密の提供を継続的に要求し、該当資料は携帯電話で撮影・複製され外部に流出したとされる。検察は、これらの情報がエッチング装置の性能改善に活用され、TSMCの2ナノプロセスラインにおける納入資格の確保に利用されようとしたとみている。

TSMCは内部で異常な兆候を察知した後、自主調査を行い、元社員および現職社員が主要技術を不法に取得した状況を確認した。同社は2025年7月8日に当局へ告発し、捜査当局は同月25日から28日にかけて捜索押収と調査を実施、関係者を逮捕した上で8月27日に国家保安法と営業秘密法違反の容疑で起訴した。

捜査過程では、東京エレクトロンのクラウドストレージ内に、14ナノ以下プロセスの集積回路(IC)製造技術に関連するガス・化学物質・装置情報など、TSMCの核心的機密が保管されていた事実も判明した。検察は今年1月に捜査を拡大し、追加の人物と法人を起訴している。

台湾検察は今回の事件について、「台湾半導体業界の国際競争力を深刻に脅かす事案だ」と強調した。ブルームバーグは、陳氏らに実刑が言い渡された背景について、「重要半導体技術の保護を強化しようとする台湾当局の強い意志が反映されたものだ」と分析している。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[気になる] ランキング

  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”
  • 妻と娘が中にいる家を掘削機で破壊…酔った男の「離婚なら家ごと壊す」実行犯
  • 深夜2時にマンホールから7人が出てきて素早く着替え…ブルックリンの謎の集団は何者か?
  • 「記録的な現象になる可能性がある」国連が警告する数週間以内の"スーパーエルニーニョ"
  • グーグル、“蚊3,200万匹の放出”を推進…一体何事!?
  • 「両腕を広げて抱きついてくる」…トルコの“ハグ猫”が話題に

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

おすすめニュース

  • 1
    「絶対に入るな」警告にもかかわらず毎年1万人が流入…死者19人を出した富士山

    ニュース 

  • 2
    陣痛に苦しむ妊娠中の母親に、愛犬が見せた思いがけない反応

    トレンド 

  • 3
    「最近、体力も筋力もガクッと落ちた」と思ったら…何歳から?“一気に老ける年齢”は本当にあった

    ライフスタイル 

  • 4
    スイス、9月に中立強化を問う国民投票実施へ…対ロ制裁への参加に反発

    ニュース 

  • 5
    トランプ政権「司法被害者基金」計画を撤回…連邦裁判所が相次ぎ停止命令

    ニュース 

話題

  • 1
    AIブームでインフレ再燃懸念…FRBの利下げ遠のく

    ニュース 

  • 2
    ロシア、ウクライナに大規模夜間攻撃…11人死亡、111人負傷

    ニュース 

  • 3
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

  • 4
    ChatGPT登場後、新卒求人3割減…英若年層にAIの影響

    ニュース 

  • 5
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー