Netflixオリジナルアニメ映画『K-POPデーモンハンターズ』(以下、ケデヘン)のワンシーンがアメリカで流行したことをきっかけに、小児病院で火傷患者が増えているとの指摘が出ている。
先月29日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズによると、米国ボストンのシュライナーズ小児病院は公式サイトで「ケデヘンの主人公がカップラーメンを食べる場面を真似た『#KpopNoodleChallenge』がSNSで拡散し、それに伴って火傷事故が相次いでいる」と警告を発した。

病院側は「カップラーメンは子どもの火傷原因の約3分の1を占めており、当院でも週に2~3回は同様の症例を目にする」と説明した。
さらに「映画が流行する以前から、小児火傷患者のかなりの割合がカップラーメンによるものだった」とし、「チャレンジ動画を撮影する際には必ず安全に注意すべきだ」と呼びかけた。2023年にシカゴ大学小児病院で入院患者を調査した結果でも、31%がインスタントラーメンによる火傷であったことが明らかになっている。
特に子どもの火傷はより危険だ。専門医のコリン・ライアン氏は「子どもは大人より皮膚が薄いため、より低い温度でも火傷を負いやすい」とし、特に底の狭い小型カップラーメンは倒れやすく危険だと指摘した。
同氏は「子どもが楽しいトレンドに参加してはいけない、ということではない」とした上で、「必ず大人の監督の下で安全に行うべきだ」と強調した。
専門家たちは、必ず保護者の見守りの中で熱湯を扱うようにし、万一火傷を負った場合は冷水で患部を冷やした後、すぐに救急外来を受診するよう助言している。
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