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90人の貸し切り予約が「無断キャンセル」の被害に、予約金も取らずに成立した団体予約の問題とは?

平野大地 アクセス  

90人の団体客を予約し当日「ノーショー」した「迷惑客」

90人規模の団体客の予約を受け、300万ウォン(約32万円)相当の刺身を用意したものの、当日「ノーショー(無断キャンセル)」の被害に遭ったという店主の話が伝えられた。

今月2日、JTBC『事件班長』の報道によると、この事件は10月9日、韓国・釜山のある刺身店で発生した。

当時、情報提供者A氏の義父が経営するこの刺身店に、男性B氏が訪れ、団体予約の問い合わせをした。B氏は1か月後の11月9日に小学校の同窓会を予定しており、80人分の予約をした。

さらに、店を貸し切りにしたいと要望し、A氏側は1階全体を提供することを約束した。B氏は自らメモ用紙に予約内容を記入し、A氏の義父がそれを予約台帳に転記した。

人数が多いため、A氏側は当日に再度電話で予約時に伝える必要がある事項を確認した。来店3日前にも連絡を入れ、変更がないか確認した。

電話での会話によると、B氏は「(変更は)絶対にない」と断言し、「90人程度が訪問予定で、12万ウォン(約1万3,000円)のメニューを準備してほしい」と依頼した。

A氏側とB氏は当日の約束時間30分前まで連絡を取り合っていた。B氏は「92人が行く予定で、運転手3人分の席も別途用意してほしい」追加の要請をしていた。

これを受けてA氏側は追加で活魚を仕入れるなど、約300万ウォン(約32万円)相当の料理を用意した。また、テーブル23卓を設置するなど、団体客を迎えるための万全の準備を整えた。

店主「刺身300万ウォン(約32万円)分の被害… 客は謝罪の言葉すらなし」

しかし、B氏一行は現れなかった。B氏は電話で「刺身店を勘違いしていた。混乱してしまった」と言い、「予約した店からの電話だと思って対応していたが、違っていたようだ。私たちが予約金を払った店だと思って、ずっと連絡を取っていた」と弁明した。

被害を受けた店とB氏が勘違いしたと主張する店は、店名が全く異なり、車で約40分ほど離れた場所にあることがわかった。

A氏側がB氏に責任を追及しようと連絡を試みたが、B氏は店主の電話番号を着信拒否してしまったという。

B氏は『事件班長』の取材に対し、「A氏側の刺身店なのか他の刺身店なのか正確には分からず、予約した刺身店だと思って通話した」と述べ、「80〜90人規模で予約を受けるのに、予約金も取らずに予約が成立することがあるのだろうか」と主張した。

続けて「忙しい中で何度も電話がかかってきたため、一時的に着信拒否した」とし、「今は解除している」と話した。

これに対し、A氏側は「B氏が予約日、時間、人数まで自ら書いていった」とし、「予約が確定したら連絡すると言ったことはない」と憤りを表明した。そして「他の家族の番号で電話した時には出たが、店名を言うとすぐに着信拒否された」と訴えた。

結局、A氏側は謝罪の言葉すらないB氏を業務妨害罪で告訴する方針だ。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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