
タクシーから降りようとした高齢者が車両に挟まったバッグの紐を取り出そうとしたが、車に引きずられ転倒する事故が発生した。
23日、自動車専門のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」のインスタグラムアカウントに「タクシー運転手は高齢者が転倒したのを見て一時停止したが、降車せずそのまま走り去った」というタイトルの動画が投稿された。
公開された映像には、歩行が困難そうな高齢者が杖をつきながらタクシーから降りる姿が映っている。しかし、持っていたバッグが車両のドアに挟まれたようで、しばらく動けずにいた。
高齢者が車両のドアを開け閉めながらバッグの紐を取ろうとしたその時、状況に気付かなかったタクシー運転手は車両を前進させた。
取り出せなかったバッグの紐により、高齢者は車両に引きずられ、速度についていけずそのまま倒れてしまった。

問題は、タクシーのサイドミラーに転んていた高齢者の姿が映っている距離で、ブレーキランプが一度点灯したにもかかわらず、運転手が高齢者の状態を確認しなかったことだ。
タクシー運転手が転倒した高齢者を見てブレーキを踏んだかどうかは定かではないが、この動画は公開されると、ネットユーザーから多く怒りの声が上がった。
動画を見たネットユーザーたちは「乗車時に動きが不自由なのがわかったはずなのに、少し手を貸せばよかったのに」「人間性の欠如」「高齢者の立場で考えると本当に悲しい」「運転手が気づかなかったと信じたい」などの反応を示した。













コメント52
けんぼう
老人を軽視する今の世の中を反映している出来事。
aipapa
このようなドライバーは人をひいても気が付かない 感覚が鈍すぎる この仕事に向かない サービス業は無理
性獣老
どの様に生き死ぬかは、人夫々。寝台に横臥しカテーテルに接続されても生を悦ぶ瞬間もあれば、痛みに耐え自らの脚で歩行し矜持を保つこともある。日常の理不尽と粗暴さに抗う力を失えば、生物としての寿命は尽きたと思っている。
Xiong
私は78歳に成るが、杖に頼る様な身体になれば、逝くを覚悟できている。 シンガポール及びマレーシアに30年間滞在していたが、マレーシアの老人は意志が強い。マレーシアでは杖に頼って歩くことはタブーである。如何なる事態でも死は一人でだ。カメラに収めた人物も非道であると言える。
ああ
よその国の常識に、日本の常識で一方的に非難するのはいかがなものか 確かに痛ましい出来事ではあるが、それが当たり前の社会で生きている人たちに 上から目線で安全地帯から非難するのはどうでしょうか