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トランプ関税でアメリカ金属市場が大混乱…銅価格800ドル高騰、アナリストが警告する「供給不足の危機」

川田翔平 アクセス  

引用:AP通信
引用:AP通信

ドナルド・トランプ大統領が輸入鉄鋼とアルミニウム製品に25%の関税を課す決定を下したため、米国内の金属価格が急騰している。

10日(現地時間)、「フィナンシャル・タイムズ(FT)」は、関税導入前に金属確保を急ぐトレーダーらの動きで価格が急騰し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)とロンドン金属取引所(LME)間の先物価格差が拡大していると報じた。トランプ大統領は来月4日から例外国なしに輸入鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すと発表した。また、銅への関税導入も検討中だという。

ニューヨークCOMEXで銅先物の基準価格は、ロンドン市場との価格差がトン当たり800ドル(約12万3,000円)以上も拡大された。これは2020年初頭以来の高水準のプレミアム(上乗せ価格)となっている。COMEXの銅価格は2%上昇し、トン当たり1万ドル(約153万7,000円)を突破した。

英国を拠点とする投資会社「パンミュア・ゴードン(Panmure Gordon)」 のアナリスト、トム・プライス氏は、米国市場の金属プレミアムは需要増加ではなく、供給不足への懸念から生じていると分析した。同氏はアルミニウムについて、「米国は短期的に他の供給源に切り替えられない」と指摘し、確保競争が激化していると述べた。

英国の取引プラットフォーム「サクデン・ファイナンシャル(Sucden Financial)」の研究ディレクター、ダリア・エパノバ氏は、米国市場での高い金属プレミアムについて「関税導入で今後価格が上昇するとの予想を反映している」とし、関税実施前から市場が先行して価格に織り込んでいると分析した。

アルミニウムの80%を輸入に依存する米国市場では不安が広がっている。「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」グループによると、3月納品分のアルミニウムは「ミッドウェスト(中西部)プレミアム」が10%急騰し、ポンド(約0.45kg)当たり30セント(約51円)に上昇した。投資銀行の「JPモルガン」は、米国政府が全ての国からの輸入品に関税を課した場合、アルミニウム在庫が急速に枯渇し、プレミアムが40セント(約61円)まで33%上昇する可能性があると予測している。FTは、金属確保に奔走するトレーダーらの影響で、米国市場では金や銀の価格も上昇していると伝えた。

トランプ大統領の鉄鋼・アルミニウム製品への関税発表を受け、10日には国際原油価格も再び上昇に転じた。4月納品分の北海原油は前取引日比1.8%高の1バレル75.98ドル(約1万1,677円)、3月納品分の米国産WTI原油は2.0%高の72.41ドル(約1万1,127円)で取引された。先週は米中貿易戦争の長期化への懸念から需要減少が予想され、原油価格が下落していた。

「オニキス・キャピタル(Onyx Capital)」のハリー・ティチルウィリアン氏は「関税による不確実性が石油市場にも拡散された」と指摘した。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

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