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トランプ大統領、就任100日の試練!国際紛争止まず、実行力見せない「取引の技術」の限界が露呈

荒巻俊 アクセス  

ドナルド・トランプ米大統領は、政権2期目の開始前後にウクライナ戦争とガザ戦争、すなわち2つの戦争を早期に終結させると自信を示したが、現在まで「口先だけ」にとどまっている。ロシアの攻撃は止まらず、中東ではむしろ前線がガザ地区を越えて拡大する様相を呈している。「トランプ流の取引外交」が複雑な国際紛争でうまく機能していないとの指摘がなされている。

◇プーチン大統領、米国の警告を無視

トランプ大統領は27日(現地時間)に取材陣と会い、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を指して「彼が銃撃を止め、交渉のテーブルに着くことを期待している」と述べた。そして「2週間以内に彼を信頼できるかどうかがわかるだろう」と語った。以前にためらっていたロシアに対して、事実上の最終通告的な発言をしたとの解釈がなされている。トランプ大統領は大統領選挙中、ウクライナ戦争について「1日で戦争を終結できる」と自信を見せたが、就任前の今年1月初めには「終戦までに6ヶ月が必要だ」と言葉を換えた。2月にはプーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との連続通話後に終戦交渉の開始を和解した。しかし、終戦交渉の条件をめぐりトランプ大統領がロシア寄りの態度を取ったため、2月末にホワイトハウスで行われたゼレンスキー大統領との首脳会談は不調に終わった。その後、アメリカはしばらくウクライナへの武器支援を中断した。先月下旬、ロシアはウクライナと「30日間の部分的停戦原則」に和解したが、その後もロシアの攻撃は続いている。この日早朝にも、ロシアはウクライナ全域に150機前後の無人機を動員した大規模な空襲を敢行した。ウクライナ当局は「一部は撃墜されたが、少なくとも4人が死亡し数十人が負傷した」と発表した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「プーチン大統領がトランプ大統領の『2週間以内』発言直後に大規模な軍事作戦を敢行したのは、アメリカの警告を事実上無視したという信号である」と指摘した。

引用:shutterstock
引用:shutterstock

トランプ大統領は前日、フランシスコ教皇の葬儀でゼレンスキー大統領と会談した後、終戦交渉の核心問題として浮上しているロシアのクリミア半島併合認識問題について「ゼレンスキー大統領がクリミア半島を放棄する準備ができているかもしれない」と述べたが、ロイター通信は「具体的な和解はなかった」と伝えた。

ガザ戦争もトランプ大統領が約束したようには事態が進展していない。イスラエルとハマスは1月中旬に休戦に和解し、トランプ大統領は2月初めにイスラエルと首脳会談を開いてガザ戦争終結に向けて加速しようとした。しかし、イスラエルとハマスは人質交換と休戦延長の条件を巡って意見が対立し、イスラエルは先月、ハマスの本拠地であるイスラエルに大規模な空襲を行い「戦闘復帰」を宣言した。ハマスは人質解放と5年間の休戦の意向を示したが、交渉は進展していない。イスラエルはむしろこの日、レバノンの親イラン武装勢力ヒズボラの拠点であるベイルートを空襲するなど前線を拡大している。

◇トランプ外交、就任100日の試練

トランプ大統領はこの日、取材陣にウクライナ戦争について「この戦争はジョー・バイデン前大統領が引き起こしたもの」と述べ、前政権に責任を転嫁した。しかし、トランプ大統領は2つの戦争を直接早期終結させると公言しているため、現在の混乱はトランプ政権の外交戦略の失敗として解釈される余地が大きい。

ワシントン・ポスト(WP)も「トランプ大統領は、終戦交渉の合意を短期的な成果を上げるための次元で認識している」とし、「これは時間と信頼構築が必要な紛争地域では逆効果をもたらす可能性がある」と診断した。トランプ大統領が強調する「取引の技術」が複雑な国際紛争でうまく機能しないなど限界が露呈しているということだ。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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