24.7 C
Tokyo
2025年05月14日水曜日
ホームニュース「中国を傷つけるつもりはない」トランプ大統領が明かす米中関税休戦の真相とは

「中国を傷つけるつもりはない」トランプ大統領が明かす米中関税休戦の真相とは

引用:Getty Images

ドナルド・トランプ米大統領は12日(現地時間)、中国との高官協議に関連して「最も重要なのは、中国が市場開放に同意したこと」だと明かした。米中両国は前日の協議で「関税戦争」を90日間休止することで和解した。

トランプ大統領はこの日午前、ホワイトハウスで開かれた記者会見で「昨日、我々は中国との(貿易)関係を完全に再構築した」と述べた。

さらに「中国はすべての非関税障壁を一時停止し、撤廃する。彼らはそれに同意した。その(非関税障壁の)数は非常に多く、文書化が必要だが、私にとって最も重要なのは、彼らが中国(市場)を開放することに同意したことだ」と強調した。

トランプ大統領はまた「今回の和解には、既に課された関税や自動車、鉄鋼、アルミニウム、医薬品に対する関税は含まれない」と述べた。

続けて「米中関係は非常に良好だ。我々は中国を傷つけるつもりはない」とし、「中国は非常に深刻な打撃を受けた。工場が閉鎖し始め、大きな不安が広がった」と語った。

そして「そのような状況下で、中国は我々と何かできることがあって非常に喜んでいた。今週末にはおそらく習近平国家主席と電話するかもしれない」と付け加えた。

中国に対して依然として課す予定の20%の「フェンタニル(ゾンビドラッグ)関税」については、「彼らはこの(フェンタニル原料供給)を停止することに同意した。そして彼らは数百億ドルの関税を支払わなくて済む見返りを得ることになる」と述べた。

トランプ大統領は「中国がフェンタニル供給を停止すれば大きなインセンティブになるだろうし、彼らは約束通り努力するだろう」と語った。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください