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2025年05月21日水曜日
ホームトレンド長く滞在して深く旅する「スロートラベル」…韓国・ソウルが日本人に大人気の理由

長く滞在して深く旅する「スロートラベル」…韓国・ソウルが日本人に大人気の理由

デジタル旅行プラットフォームの「アゴダ」は、韓国・ソウルが「スロートラベル(ゆっくりと滞在する旅行)」の人気旅行先として注目を集めていると発表した。

スロートラベルとは、ひとつの地域に長く滞在し、心身を休めながら、現地の文化や食、そして人々との深い交流を楽しむ旅行スタイルを指す。

アゴダが今年1月から3月までの利用者の平均宿泊予約日数データを分析した結果、「アジアで最もスロートラベルに適した旅行先トップ9」において、ソウルが第3位にランクインした。

第1位にはタイのラヨーンが選ばれ、以下、インドネシア・カリムンジャワ、韓国・ソウル、日本・東京、ベトナム・ニャチャン、フィリピン・ボラカイ島、台湾・台北、マレーシア・クアラルンプール、インド・チェンナイが続いた。

ソウルは、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)などの先端技術が取り入れられ、急速に変化する一方で、街の各所には古宮や韓屋、伝統茶屋、路地裏などの伝統文化も共存している都市である。最新のトレンドと文化的要素の双方を体験できることから、長期滞在で新たな魅力を発見するスロートラベルの目的地として注目されているとみられる。

分析によると、ソウルでスロートラベルを最も活発に楽しんでいるのは、2年連続で日本人旅行者であることが明らかになった。これに続いたのが中国と台湾の旅行者であり、特に中国は昨年の第3位から第2位へと順位を一つ上げた。

韓国の旅行地では、ソウルのほかに釜山と済州もスロートラベルの人気目的地として選ばれている。

一方、海外を訪れる韓国人旅行者がスロートラベルを最も楽しんでいる都市としては、マレーシアのジョホールバル、タイのパタヤ、フィリピンのアンヘレスが挙げられた。

現在、アゴダは約500万件のホテルやバケーションレンタル、13万件以上の航空路線、30万件を超えるアクティビティを通じて、旅行者が自分だけのスロートラベルを計画できるサービスを提供している。

アゴダ韓国支社のイ・ジュンファン代表は、「韓国の主要都市は、美しい海岸景観、豊かなグルメ、多様なローカル文化体験などを兼ね備えており、スロートラベルに最適な環境を有している」と述べたうえで、「アゴダはリーズナブルな宿泊施設やアクティビティの提供を通じて、旅行者が自分のペースで旅を楽しめるよう積極的に支援していく」と語った。

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