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メキシコ著名詩人の息子ら7人を拉致・殺害した犯人に懲役293年 罪に見合う重刑下る

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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14年前にメキシコ全土を震撼させた青年7人の拉致・殺害事件で、犯人にあたる男が事実上の終身刑に相当する刑を言い渡されたことが明らかになった。

メキシコ・タマウリパス州の裁判所は、殺人、誘拐、犯罪組織の構成及び活動、軍用火器の不法所持などの容疑で起訴されたホセ・ルイス被告に対し、懲役293年を言い渡したと、メキシコ連邦検察庁が24日(現地時間)に発表した。また、同被告には253万386ペソ(約1,900万円)の罰金も科されたと検察当局は付け加えた。

被害者のうち一人は、著名なメキシコの詩人ハビエル・シシリア氏(69)の息子だった。息子フアン・フランシスコ氏は24歳だった2011年3月27日、友人6人とともにギャングに誘拐され、後に車内で遺体となって発見された。息子の死に衝撃を受けたシシリア氏は詩作を断念し、当時のフェリペ・カルデロン政権(2006~2012年)のいわゆる「麻薬戦争」政策を激しく批判する街頭活動家へと転じた。

カルデロン元大統領の麻薬カルテルを標的にした強硬策は、かえって暴力を助長し、ギャング組織を刺激してメキシコを血に染めたとして批判を浴びたという。犯罪率が一向に下がらない現状と重なり、国民はシシリア氏を強く支持した。メキシコ国内外のメディアも彼の活動を大きく取り上げ、麻薬犯罪や雑人事件の根本的解決策を求める声を伝えた。

実際、カルデロン政権下で展開された「麻薬戦争」は、7万人にのぼる犠牲者を出し、失敗に終わったとみなされている。この時期には治安当局トップがギャングと結託していた疑惑も浮上し、後に有罪判決が下った。元メキシコ公安相ヘナロ・ガルシア・ルナ氏(57)は、麻薬王「エル・チャポ」ことホアキン・グスマン(68)率いるシナロア・カルテルと関わり、アメリカへのコカイン密輸に関与した罪などで、昨年ニューヨーク東部連邦地方裁判所から懲役38年4か月(460か月)の実刑判決を言い渡されたと伝えられている。

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