「米軍防空網が破られた」イラン弾道ミサイル3発が基地直撃…兵士2人死亡の衝撃

このほど、米兵2人が戦死し、1人が行方不明となったイラン軍の弾道ミサイル攻撃で、ミサイル3発が防空網を突破し、基地内の兵舎などに着弾していたことが分かった。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7月20日(現地時間)、複数の関係者の話として、「先週、ムワファク・サルティ空軍基地が24時間以内に3回のミサイル攻撃を受けた」と報じた。さらに、「3発のミサイルが防空網を突破した事実は、弾道ミサイルや無人機を大量に保有するイラン軍の攻撃から、約50,000人の米兵を守ることがいかに難しいかを示している」と指摘している。
報道によると、7月17日にムワファク・サルティ空軍基地の防空網を突破した最初のミサイルは、基地内の体育館を直撃した。一部の兵士が地下壕へ避難する途中で負傷したものの、事前に空襲警報が発令されていたため、死者は出ていない。数時間後には2発目のミサイルが防空網を突破したが、無人の格納庫に着弾し、兵士らは退避していた。
その後、夜間に3発目のミサイルが飛来した。空襲警報は発令されたものの、兵士らが就寝していたコンテナ型兵舎(CHU)を直撃し、米軍のタイラー・フィーハン中尉とイザベラ・ゴンザレス二等兵が戦死したほか、1人が行方不明となる人的被害が出た。2人が兵舎内で死亡したのか、避難中に屋外で死亡したのかは確認されていない。
行方不明となっている1人についても、死亡を確認する段階に入ったとみられる。報道では、現場から1人分の遺体が見つかり、身元確認が進められているという。行方不明者の階級と氏名は、まだ公表されていない。
WSJは今回の攻撃について、「イラン軍は米国の防空システムに対抗するため、極めて高速で飛行し、降下中に急激な突進機動が可能なミサイルを運用している」と説明した。一方で、「米軍は、イラン軍が大規模な人的被害を狙い、コンテナ型兵舎を意図的に標的としたことを示す証拠を、現時点では公表していない」と付け加えた。
7月20日時点で、イランとの戦争が始まって以降に死亡した米兵は、計17人となっている。3月1日には、クウェートの基地への攻撃で6人が戦死し、同日にサウジアラビアの基地で負傷した兵士1人も治療中に死亡した。3月12日の空中給油機墜落では6人が死亡し、7月1日にアラビア海上空で行方不明となった1人は、死亡したものとみなされている。
7月17日のヨルダン基地攻撃で2人が死亡し、1人が行方不明となったのは、3月1日以来、約4か月ぶりにイラン側の直接攻撃で米兵の戦死者が出たケースだった。その後、イラクでイラン軍の無人機を解体していた米兵1人が死亡し、死者は17人に増えた。ヨルダンの基地で見つかった遺体の身元確認が完了すれば、死者は18人に達する。















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